福祉・介護業界で注目されているAIロボットやシステムとは?
福祉業界でもAIなど最新技術を導入する動きが見られますが、具体的にどのような会社のどんなAI技術が現場で注目されているのでしょう。
そこで、福祉・介護業界で注目されているAIロボットやAIシステムの一部をご紹介します。
富士ソフトのAIロボット「パルロ」
ソフトウェアの作り手として、トップレベルの開発力を誇る富士ソフト株式会社が開発した「パルロ」は、言葉を発することはもちろんのこと、身振りや手振りでコミュニケーションが可能なAIロボットです。
福祉や介護の現場だけでなく、利用者が自宅で使うことも想定して作られているため、将来利用する方が増えることが期待されています。
介護施設などでも、レクリエーションのときにクイズ・ゲーム・音楽・運動などの機能が備わっているため活用できます。
介護現場は現在、人手が足らないことが問題になっているため、AIロボットを活用させることで人材不足を解消することにつながるでしょう。
ティファナ・ドットコムの接客システム「AIさくらさん」
Web・AI制作会社の株式会社ティファナ・ドットコムが開発・提供した音声会話型接客システムを「AIさくらさん」といいます。
福祉・介護業界は現在人手不足に悩まされていますが、その解消につながる接客システムがAIさくらさんです。
特に福祉・介護業界に特化させたシステムではなく、社内ヘルプデスク・コールセンター・インバウンド接客など代行できるシステムとして様々な分野で活用できます。
介護施設などは夜間業務もあるため、高齢者とコミュニケーションを取るときにAIさくらさんに代行してもらえるのはメリットとなるでしょう。
頻繁に発生する業務や質問などはAIさくらさんに任せれば、介護職員の負担を軽減させることもできます。
さらにAIさくらさんはカメラと連動し、人の状況把握や表情の読み取りなども可能なので、緊急事態を察知しやすくなります。
パナソニックカーエレクトロニクスの「DRIVEBOSS」
パナソニックグループの国内カーエレクトロニクス専門販売会社がパナソニックカーエレクトロニクス株式会社です。そのパナソニックカーエレクトロニクス株式会社が開発したAIシステムが「DRIVEBOSS」で、AIを活用することで介護施設の送迎など効率化できます。
利用者ごとの状況に対応しつつ、最適な送迎ルートをAIが選んでくれます。
業務効率化が可能となり、介護職員の負担も軽減させることができるでしょう。
介護施設の送迎では乗車や降車に時間がかかるものですが、直前の欠席連絡でルート変更にも対応することができます。