建築工事や土木工事を行う建設現場では、工事の進捗などを写真撮影することが必ず必要です。
スマートフォンやデジカメを使って撮影することもできますが、撮影のタイミング逃しやデータの紛失などを防ぐためにも、工事専用のカメラを使ったほうが安心です。
そこで、建設現場で使用する工事用カメラの選び方について説明していきます。
工事用のカメラは、工事現場の環境に適したカメラとなっているため、様々な失敗を防ぐことができます。
たとえば粉塵の発生しやすい建設現場では、カメラの中に粉塵などが入れば壊れてしまいます。
また、動きながら撮影するためうっかり落としたりぶつけたりするリスクも高く、故障により撮影したデータが消得てしまうと意味がありません。
工種によって望遠ズームや広角全景写真など多く撮影しなければならず、タイミングを逃さないように撮ることも必要です。
そのため次のポイントを押さえた上で、工事用カメラを選ぶようにしましょう。
たとえ落としたりぶつかったり、濡れたりした場合でも耐久性が十分ある壊れにくいカメラが理想です。
防水・防塵・耐衝撃・耐低温などの耐久性能があれば十分工事用カメラとして活用できます。
狭い足場からの撮影にも対応できるような、一度に広い範囲を撮ることができるなど、広角撮影に対応できるカメラが便利です。
F値の小さいレンズなら、照明のない場所や薄暗い場所、悪天候のときも鮮明に撮影できるため、地下工事やトンネル工事などは大変便利です。
接写機能の備わったマクロ撮影に対応できるカメラを選びましょう。
鉄筋のマークやパイプの小さな文字、材料のロットナンバーに鋼製部材のサビやコンクリートのクラックなど、マクロ撮影が必要になる場面は数多くあります。
最短撮影距離1cm程度のマクロ機能が備わっているカメラを選ぶと安心です。
できるだけ軽量で小型のほうが、現場で邪魔にならず持ち運びしやすいことは言うまでもありません。
簡単に設定できるなど、取り扱いが容易なほうが安心です。
オートモード撮影で美しく撮影できることや、軍手をつけたままでも操作がしやすいように、ボタンが大きく液晶が見やすいほうが望ましいといえます。
さらにできるだけ値段が安く、買い換えるときに負担にならないものを選びましょう。