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重機はレンタル・リースと購入のどちらにメリットがあるのか簡単に紹介

2023.03.28
分類:経営

建設工事現場では重機を使用することになりますが、規模の小さな建設会社の場合、購入すると費用負担が大きくなるためレンタルやリースのほうがよいと考えることもあるようです。

実際、重機を購入する場合には高額な買い物となるため、まとまった資金が必要にはなるものの、自社所有となれば気兼ねなく使用しやすいというメリットもあります。

それに対しレンタルやリースの場合、毎月リース料を支払えばよいためまとまった購入資金は不要となるなど、費用面での負担は抑えることができます。

ただ、借り物である以上、使用の際に気を使わなければならないといった問題も出てくるでしょう。

そこで、重機はレンタル・リースと購入のどちらを選ぶべきなのか、簡単に紹介していきます。

経済面で負担を抑えたいならレンタル・リース

リースとは、必要なモノを長期間借りて利用する契約のことですが、重機を購入しようと考えると何百万や何千万など高額な資金が必要です。

現場で使用する重機にもいろいろな種類があり、たとえば油圧ショベルにも大きさやキャタピラーの有無、クレーン仕様かなど多岐に渡ります。

そのため現場で必要となる重機を購入し続けると、莫大な費用がかかり保管する場所も困ってしまいます。

しかしリースで利用すれば、購入する資金は必要なく、最新の性能のよい重機を借りることが可能です。

現場での作業も効率的に進むと考えられるため、費用を抑えたいときや作業効率化をのぞむならリースのほうが安心といえます。

節税対策につながるのはどっち?

重機をリースで利用する場合、銀行から融資を受けて購入資金を準備する必要がなく、借入枠や自己資金を他の目的に転用できます。

リース料は損金として処理できるため、固定資産を増やさず償却資産税など保有しているときのコストも削減でき、節税効果も期待できるといえるでしょう。

重機はリースと購入のどちらを選ぶべきか

重機はリースと購入のどちらがよいか迷うこともあるでしょう。

リースであれば重機が自社のものになることはないため、返却する必要があります。

また、冬場などはリース利用者が増えるため、借りたいタイミングで重機を利用できるとも限りません。

その点、購入していればいつでも必要なときに重機を使用できることがメリットですが、古くなったときには買い替えにまた多額の資金が必要です。

リースであれば最新の機器を利用できることや、メンテナンス費用などもかからないため、リースの方が経済的で合理性を保つことができると考えられます。