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ダンプなどトラックのリースとは?レンタル・購入との違いとリース後の扱いを解説

2023.05.23
分類:経営

ダンプなどトラックは、リースと購入のどちらを選んだほうがよいのでしょう。

 たとえば事務所のパソコン・コピー機器・ビジネスフォンなどはリースで利用することが多いものの、トラックなどは判断に迷ってしまうものです。

 そこで、ダンプなどトラックのリースとはどのような契約なのか、レンタル・購入との違いやリース後のトラックはどのような扱いになるのかについて解説していきます。

リースとは

 トラックの「リース」とは、希望するトラックをリース会社が購入し、リース会社所有となったトラックを毎月定額の一定料金を払って契約期間中借りる契約となります。

  

レンタルとの違い

 レンタルもトラックを借りることであるものの、リースでは年単位で契約することが一般的であるのに対し、レンタルは1日や数か月であることが多いといえます。

 また、リースなら一定額のリース料金を毎月支払いますが、レンタルでは借りたその都度レンタル料金を支払います。

 さらにリースでは車検証上の所有者はリース会社となり使用者はトラックを借りた事業者ですが、レンタルでは所有者と使用者のどちらもレンタル会社です。

  

購入との違い

 リースと購入はどちらも希望するトラックを自由に選ぶことができることは共通していますが、リースではリース料金を毎月定額で支払うのに対し、購入であれば一括または割賦など選ぶことができます。

 そしてリースは車検証上の所有者はリース会社、使用者はトラックを借りた事業者ですが、購入すれば車検証上の所有者と使用者はどちらも事業者です。

 ただし割賦による購入であれば、分割支払い期間中は車検証上の所有者はクレジット会社やディーラーなど販売会社となります。

 

 リース終了後の扱い

 リース終了後のトラックは、次の選択により扱いが異なります。

 ・買い取る

・再リースする

・返却する

 それぞれ説明していきます。

  

買い取る

 リース契約で購入選択権を「有り」にしていた場合、リース終了後はトラックを買い取り、所有者になることができます。

 なお、購入選択権「有り」の契約であれば、買い取る以外にも再リースや返却を選ぶこともできます。

 

再リースする

 リース終了後の再リース契約で、トラックを再びリース契約のもと、延長して使用し続けることができます。

 購入選択権「無し」の契約の場合も再リース契約は可能であるものの、車両返却を前提とした契約の場合には再リースできないため注意しておきましょう。

 

返却する

契約期間終了後、契約期間中に使用していたトラックはリース会社に返却することで、リース契約は終了します。