
建設工事業における建設資材などの材料の選定は、構造物の安全性や耐久性を決める生命線といえます。
現場で使用する木材・コンクリート・鉄鋼・仕上げ材などの多様な材料には、厳格な品質基準や規格が設けられていますが、構造物の品質保持で重要な選び方が重要です。
近年、建設業界の技術革新や地球環境へ配慮するために、新素材の導入や脱炭素化に向けた環境配慮へのシフトが進んでいます。
そこで、建設工事業における材料の選定について、品質保持で重要な選び方を解説します。
建設工事現場では、構造物の基礎や骨組みを強固なものへと形成するために、以下の主要な構造材料を使用します。
・生コンクリート
・鉄鋼・鉄筋材料
・構造用木材(CLT・集成材)
建設工事現場では、構造物の居住性やデザイン性を高めて、快適性と意匠性の質向上に向けた機能材料を選定します。
外部の環境変化から構造物を守るための材料と選ぶ基準は以下のとおりです。
・省エネ性能を高める断熱材・遮熱材料…グラスウールや発泡プラスチックなど
・雨水の侵入を防いで建物長寿化を実現する防水・外壁仕上げ材料…高性能なシーリング材やサイクリング材
・快適な室内環境を維持できる内装建材…シックハウス対策にもつながる有害物質排出の少ない「F☆☆☆☆(フォースター)」建材
構造物の品質を高めて、法規制を満たす建築を行うために、材料の受け入れから保管に至るまで徹底して以下を確認することが必要です。
・JIS規格・大臣認定(建築基準法や公共建築工事標準仕様書の基準を満たす建材か確認)
・受入検査(検収)(傷・変形・過不足・仕様ミスなどのない建材か確認)
・保管環境(セメントの湿気防止や鉄筋のサビ発生を防ぐ雨よけやシート養生)
建設工事現場では、持続可能性を広げるために、CO2排出量削減や資源循環を目指す以下のグリーン材料の導入を進めています。
・低炭素コンクリート(CO2排出量が大幅低減された環境配慮型コンクリート)
・リサイクル資材(解体現場から排出された再生砕石・木くずなどの廃材の再利用)
・バイオマス由来の新素材(石油由来を代替する植物由来成分で作られたネットや養生板などの活用)