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建設工事の節目である「竣工」とは建築物が完成すること?その意味とは

2021.07.05
分類:経営

建設工事では、その節目として「竣工」というタイミングを迎えることとなります。竣工という言葉から連想するのは、建築物が完成することでは?と思う方もいることでしょう。

そこで、「竣工」とはどのような状態を示すのか、わかりやすく解説していきます。

建設工事の「竣工」とは?

建設工事の「竣工」とは、建築物の工事が完了することを意味します。

住宅・建築用語の1つであり、竣工を迎えることで複数の検査を経て、特に問題がなければ施主へと建築物が引き渡されます。

竣工と似た言葉に、竣功・落成・竣成などが挙げられますが、いずれもほぼ意味は似ているものの次のように使い分けられています。

竣功

神社仏閣と関係する際に使用される言葉が「竣功」で、それ以外の建物に関係する場合には「竣工」という言葉が使用されていることが多いといえます。

落成

工事が完了して建築物ができあがることを意味する意味が「落成」です。

建築工事の完了を神様に報告し、感謝することを「竣工式」といいますが、その後、関係各所にも感謝の意を示すことを「落成式」といい、言葉を使い分けています。

竣成

大規模なマンションなどの建築物が完成・できあがることを意味する言葉が「竣成」です。

「竣」は「終わる」「やめる」「とどまる」といった意味があるため、それに転じ仕事が完了することを意味として含んでいます。

不動産業界でも「竣工」と「竣成」の使い分けを明確にしているわけではなく、特に基準が設けられているわけでもありません。

 

竣工から建築物引き渡しまでの流れ

工事が完了すると、次のような複数の検査を経て、完成した建築物が引き渡されます。

自社検査

工事の責任者や設計士などが計画書通りに工事できたか確認する作業のことで、竣工検査と呼ぶこともあります。

完了検査

建築基準法に基づいた建築確認内容に沿った工事が行われたか確認する検査のことで、建築会社や建築士が市区町村や指定確認検査機関に申請し目視で行われます。

検査後、適合と判断されると検査済証が交付される流れとなっています。

竣工検査(施主検査)

最終的な確認を行うための検査で、施主が立ち会うときには施主検査や内覧会と呼ばれることがあります。

引き渡し

最終的な竣工検査(施主検査)を終えた後、再度確認を終了すればいよいよ建築物を施主に引き渡します。引き渡しの前後で検査済証など、書類一式を渡すことも忘れないようにしてください。