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建設機械はレンタルなど借用の利用がお得?

2021.07.13
分類:経営

建設現場を取り巻く環境は多様化しているといえますが、自社が建設機械を購入するのではなく、レンタルなど借用で使用したほうがよいケースもあります。

必要な建設機械を必要なタイミングでレンタルすれば、作業効率化や経営資源をうまく活用することにもつながり、経営効率を向上させることになる場合もあるといえるでしょう。

建設機械は購入しないほうがよい?

そもそもレンタルとは、必要なものを必要なタイミングで必要な数だけ利用できるサービスのことです。

もし建設機械を借りるのではなく購入したときには、多額の購入資金が一度に必要となります。準備する資金が足らなければ購入できず、建設機械を使うことはできません。

また、購入できたとしても使用や経年により機械は劣化するものであり、年数が経過すれば時代に合わない旧式のものを使い続けなければならなくなります。

 

建設機械をレンタルすることのメリット

建設機械を購入するのではなく、レンタルで使用することで、いつでも最新の機械を使うことができるのはメリットです。

建設機械を購入した場合には、数年たてば陳腐化してしまうものですが、レンタルなら最新の建設機械をいつでも手軽に利用できます。

また、レンタルされている建設機械も種類が多いため、必要な機械を必要な期間だけ借りることも可能です。

さらに建設機械を購入した場合には、購入者自身がメンテナンスなどを行うことが必要です。しかしレンタルであれば、レンタル会社が整備工場でメンテナンスを実施するので、手入れや修理にかかる手間やコストを削減できます。

 

コスト面でもレンタルのほうがお得?

建設機械を購入・保有したときには、メンテナンス費用やメンテナンスに伴う人件費、機械の置き場代など様々なコストが発生します。

また、購入した場合には固定資産として計上することとなり、償却資産税など機械を保有する上で発生する税金もあります。

減価償却計算なども必要となるなど、会計処理に手間がかかるってしまうのもデメリットといえますが、レンタルであれば資産計上の必要はないため税金申告や減価償却計算など面倒な事務手続きは必要ありません。

レンタルにかかった費用は税法上、損金計上が可能なので持たない経営によるコストのスリム化も図れるでしょう。

節税効果と面倒な資産管理事務の発生がないなど、様々な点で合理的といえます。

さらにレンタルであれば無駄な生産や廃棄を抑えることができるため、環境保全にもつながる点でもメリットは大きいと考えられます。