新型コロナウイルス感染拡大前から、ITや人工知能AIを使った技術は進み、すでに導入する企業は増えつつありました。
しかし建設業界ではそれほどITの導入が多かったといえませんが、コロナ禍による業務の停滞などをきっかけに、新たに導入する企業が増えているようです。
IT化とは、最先端のIT技術を活用し業務効率化を図ることですが、具体的にはスマートフォンやタブレット端末を使い図面を作成・確認することや、システム活用による情報の共有、遠隔システムでの業務指示などが例として挙げられます。
通常であれば現場にいるときに事務所にある見積書の内容を確認するには、一旦事務所に戻る、または社内にいる人にメールで送ってもらうといった方法が取られます。
しかし見積書をクラウド上で保存可能なITシステムを導入しておくことで、現場にいても見積書の確認が可能となります。
IT化の1つとして挙げられるのがクラウドサービスですが、すでに6~7割を超える企業が導入しています。
ファイルの保管やデータの共有、電子メールなどもクラウドサービスの1つです。建設業でも同様に7割を超える企業が導入しており、今後はより最新のシステムなどを採用する企業が増えていくことが予想されます。
2020年、そして2021年の現在も新型コロナウイルス感染拡大により、様々な企業がその影響を受けています。新型コロナによる影響をきっかけにIT導入を図った企業も少なくありません。
建設業界の新型コロナウイルス感染拡大による影響はさまざまで、ニュースなどでは中国から資材が届かず、納期が遅延していたことが多く取り上げられていました。
しかし実際には工事の中止・工期の延期などの影響が最も多く、次に打ち合わせや会議の中止・延期に悩まされることも多かったようです。
コロナ禍で様々な影響を受けた建設業では、今後の改善策として業務効率化や人手不足解決、ITインフラの整備などに取り組もうとする企業が増えています。
新型コロナの影響で発生した支障を解決する手段として、ITを導入したほうがよいと考える企業が多かったということです。
テレワーク導入にはIT化が欠かせませんし、IT化により人手不足問題を解消促進することも期待できます。
それは業務が効率化されるからであり、様々な工程を1つのシステムで管理することが可能となれば、人手を必要としなくなるからといえるでしょう。