建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

建設コンサルタントは仕事とプライベート時間を両立しやすいのか

2021.09.10
分類:経営

建設業に関連する仕事にはいろいろありますが、働く時間とプライベート時間を明確に分けて働きたいと考える方は少なくありません。

仕事と家庭を両立させて働くことは誰でも考えることでしょうが、特に建設コンサルタントなどは長時間の時間外労働となりやすいため、プライベートも充実させたいときには注意しておきましょう。

建設コンサルタントのワークライフバランス

建設コンサルタントの仕事は定時で終わることも少ない代わりに、企業が福利厚生を充実させていることが多く、家族の協力があればワークライフバランスが充実しやすいといえます。

過度な時間外労働で体を壊してしまい、精神的に疾患をかかえる方も少なくありませんが、プライベートを充実させたいのは誰でも同じといえるでしょう。

建設コンサルタントの場合にはたとえば、

8時間勤務のフレックスタイム制

・完全週休二日制

・時間外労働の制限と隔週水曜はノー残業デーとする

・各種手当により年収は全体平均よりも高めに設定

・資格取得に向けた支援制度

などの制度や仕組みを会社が導入していることも少なくありません。

土日休みの完全週休二日制であれば、平日は毎日定時で退社することは難しいものの、時間外労働も制限があればそれほど状時間労働には及ばないでしょう。

また、隔週の水曜や金曜日などを残業のしない日として定めていることで、必ず定時で退社できる平日が発生します。

ただ、4〜8月までは技術士の2次試験対策などがあり、模試や添削などを受けながら資格取得に向けた取り組みも必要となります。

こちらも会社が資格取得に向けた支援制度を設けていればそれを利用することができる反面、支援してもらえることへの焦りで必ず合格しなければと精神的な負担になることもあるようです。

 

会社独自の制度でプライベート時間を充実しやすくしていることもある

会社がワークライフバランスを確保するため、独自による支援制度を実施していることもあります。

たとえば半期ごとに業務実績の評価を行い、将来に希望する仕事などの聞き取りも実施することなどです。

入社して間もない間は、3年ごとに配置転換などが行われ、部署や支店を異動し関連会社にも出向するといったことが多く見られます。

しかしいずれは希望する職種に就ければ、仕事とプライベート時間も両立されやすくなり、社員のワークライフバランスも確保できるようになります。

そのために積極的に異動を行う方針としている企業などもあるようなので、取り組みとして検討してみるとよいでしょう。