建設現場では現場監督が工事現場の中心となってまとめていきますが、求められる能力として挙げられるのがリーダーシップです。
リーダーシップを身につけていく方法は色々ありますが、どのような方法がもっとも近道なのかご説明します。
リーダーシップのある方は、コミュニケーションを取りながら仕事へのモチベーションを高めることができます。
もし相手が不満など抱えていても、何に不満なのかを聞き、解決に向けてどうすればよいのかアドバイスなどうまくできます。
現場監督などを頼る現場作業員は、今抱えている悩みをしっかりと聞いて欲しいと思っているため、まずはその話にしっかりと耳を傾けましょう。
その上で、ときには厳しい助言も必要となるでしょうが、相手の良いところを見つけ褒めつつ、前向きになれる言葉をかけるようにします。
単に叱ったり責めたりしても、不満はますます膨れ上がるだけです。
リーダーとして周囲をまとめたいときには、他の現場作業員にも将来のビジョンを明確にしておくことが必要です。
将来のビジョンや目的を伝えることで、現場作業員もそれぞれの役割を自覚でき、安心して仕事ができます。
安心して仕事ができる環境を作ることができる人こそ、リーダーシップがある人と周りから認めてもらえる人です。
業務目標を達成するためには、目標を明確にする以外に、リーダー自身が模範を見せ行動を示すことが必要です。
現場監督は現場で作業をするわけではないため、現場作業員と同じことはできませんが、気持ちをひとつにして目標に向かうことができるコミュニケーションを磨くことはできます。
周囲の人と積極的に接しながら、全体の雰囲気など意識し、現場の士気を高めていきましょう。
リーダーシップを発揮するため、すばやく的確に意思を決定することも必要となります。
意思決定能力を高めるためには、
意思決定を先送りにしないこと
安易に妥協しないこと
明確な原則を持っておくこと
臨機応変に対応すること
という4つのポイントを意識した行動を心掛けてください。
目標は周囲と常に共有するようにし、達成できているか日々の評価基準を参考に判定し、成果へとつながるように行動していくことが必要です。