建設業界が情報を発信するときは、従来までであればテレビや新聞などのマスメディアが中心でした。しかし現在の若い世代はインターネットから情報を収集しているため、これからは建設業界でもSNSを使った情報発信が欠かせないといえます。
すでに清水建設では、建設業界に対する若年層の理解を促進し、ファンづくりを目的としてSNSのFacebookとInstagramにアカウントを開設しています。
SNSで建設業の魅力や多様性に関する情報を発信するなど活動しているため、他の建設業でも積極的に取り入れていくようにしましょう。
2019年9月に総務省が発表した「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」では、10〜30代のインターネット利用時間はテレビの視聴時間を上回る結果でした。
その中でも動画投稿や共有サービス、ソーシャルメディアに時間を多くかけていることがわかっているため、20~30代に自社情報やプロモーションを届けたいならSNSを有効活用するべきです。
従来のマスメディアから、インターネットを使った情報発信に舵を切り替えるタイミングがやってきたといえるでしょう。
建設業がSNSを使って情報を発信していこうと考えたとき、複数あるソーシャルメディアからどれを選ぶべきか迷ってしまうものでしょう。
それぞれ強みといえる内容や特性などが異なるため、自社の活用目的などに合わせて選ぶことをおすすめします。
Facebookの大きな特徴は、アカウント名が匿名ではなく本名で投稿されることが多いことです。
信用度が高く、幅広い層が利用しており、さらに法人アカウントもあるため機密性にも定評があります。
さらにFacebook は、性別・年齢・地域・興味のあるものといったセグメントしやすいことも大きな特徴です。
セグメントごとに情報発信が可能なので、ターゲットを絞った広告を打ち出すことができます。
若い世代の間で急速に利用が広まったInstagramですが、幅広い層が利用しています。
「インスタ映え」といった言葉にもあるように、女性が多く利用する傾向が高いことが特徴です。
インテリアや暮らしの風景、特徴ある建物など魅力が高いと感じてもらえる写真や動画を使うことで、多くの人の目に触れてもらうことが可能となります。
専門職に就いている方にはなじみが深いのがPinterestの特徴です。
建築事例やインテリアなど、様々な情報を検索するユーザーが利用しています。
広告よりはSNS運営が重要であり、パッと目を引く写真を掲載することが重要です。
写真の種類によりカテゴライズが可能なので、ユーザーが検索しやすい仕様であることも特徴といえるでしょう。