建設業界では就業者が高齢化し、働き手となる若い人材は少なくなっているだけでなく、担い手そのものが不足しています。
それは土木建設の工事などのイメージが激務で低賃金といったマイナスなものであることが関係しているからで、本当なら働きやすい職場なのに…と不満を抱える事業者も少なくありません。
最近では女性の技術者が建設業界に進出することも増えてきましたが、人材不足を解消するためにも土木建設工事現場は働きやすい環境であるとアピールすることが必要です。
スタッフが入社後にしっかりと教育してもらえるかは、働きやすい職場と感じてもらえるかを左右する大きなポイントです。
丁寧に教育が行われているのなら、働きやすさを感じてもらえるでしょうし、技術や知識などもしっかりと学ぶことができるのでモチベーションも向上させることができます。
また、土木建設工事はチームワークが重要となるため、スタッフ同士の関係性の良さも働きやすいと感じてもらえるかを左右する大きなポイントといえます。
関係性が良く雰囲気がアットホームであれば、働きやすいと感じることになるでしょう。
当然ですが待遇は充実しているほどモチベーションもあがり、働きやすいと感じることになります。待遇というと、賃金や手当など給与面がどのくらい増えるかという部分で考えてしまいがちですが、福利厚生なども充実しているほうが働く上での満足度は上がります。
そして収入や福利厚生面だけでなく、女性などでも働きやすい職場と感じてもらえるように、女性専用の更衣室やトイレ、休憩室などを設けることで居心地の良さを与えることができます。
どうしても建設業界はガテン系のイメージが強く、女性に敬遠される傾向が高いですが、女性が働きやすいと感じることができる環境を整備することで男女問わず人気の業界を作っていくことができます。
工事現場でも着替えを行う場所や簡易トイレなど、男女それぞれに用意できるか検討し、男性メインで考えるのではなく女性に不便さや不快感を与えない職場づくりを行いましょう。
近年、これまで男性の職場というイメージが強かった建設業や運送業にも、女性が新たに進出することが増えているからこそ、人手不足解消のためにも女性も働きやすいと感じることができる職場づくりが求められます。