工事フェンスとは、建築工事を行う際に、現場周辺を囲うフェンスのことです。
建設工事を行う現場と、そうでない場所を区切るために設置します。
工事を行う際には、現場に資材や道具などが置かれることになるため、不用意に第三者が近づけばトラブルになる恐れもあるからです。
そこで、工事フェンスについて、建築工事における役割と種類、メリットとデメリットを紹介します。
「工事フェンス」とは、建築工事などの現場周辺を囲うフェンスです。
工事を行う場所とそうでない場所を区切るために設置します。
現場には資材や道具などを置くことになるため、近隣の住民などが不用意に近づけば事故が起こり、ケガを負う原因になりかねません。
そのため工事フェンスを設置し、事故などを未然に防いでいます。
工事フェンスの種類は、主に以下の2つです。
・仮囲い
・工事用フェンス
「仮囲い」は工事期間の間、現場周辺の囲いであり、工事用フェンスは仮囲いより低めで網状のフェンスといえます。
道路など視界を確保することが必要な場所で使われるのが工事フェンスであり、木材・アルミ・コンクリートなど使用される素材もいろいろあります。
フェンス設置には、プライバシー確保や外観向上などのメリットもあるといえます。
工事フェンスを設置するメリットとして、以下のことが挙げられます。
・防犯効果を高めることができる
・境界線を明確にできる
・外からの視線を遮ることができる
・防風効果を高めることができる
・スペースを有効活用できる
建物を取り囲むため境界線を明確化でき、不審者の侵入を防ぐこともできます。
工事フェンスを設置するときには、以下のデメリットに注意しましょう。
・日当たりや風の通りが悪くなる
・圧迫感が出てしまう
・追加費用が発生する
さらに使用するフェンスの種類により、次のデメリットがあるといえます。
・スチールメッシュフェンスを使うと塗装が剥がれて錆が発生してしまう
・アルミフェンスは衝撃に弱く、強度が強くない
・独立基礎のフェンスはブロック基礎と比べて強度が低く、強い衝撃や強風の影響を受けてしまう
白いフェンス:ホコリなどの汚れが目立つ
アーバンフェンス:板と板との間に最低1cmの隙間が必要で完全な目隠しにできない
ラティスフェンス:目隠しフェンスに比べて目隠しの効果が低い
圧迫感を減らすには、家の周囲全体ではなく、道路に面している部分だけに設置するなど、場所を限定するとよいでしょう。