
建設現場の仕事は、昼間に行うイメージが強いですが、実際には日没後にスタートする工事もあります。
日没は、一日の作業の区切りであると同時に、ダイナミックな工事が始まるターニングポイントともいえます。
そこで、建設工事業と日没との関係について、現場のルールや工事現場の流れを解説します。
太陽が沈む日没の時間は季節などで大きく変わりますが、建設現場では安全対策を徹底するために、以下のルールを守ることが大切です。
・照明の明るさ
・重機トラブルを防ぐ対策
・徹底した片付けと施錠
日没で周囲が暗くなると、足元が見えにくくなるため、転落リスクが上がります。
そのため、日没以降の作業においては、一定以上の明るさで照らすことが労働安全衛生法で義務付けられています。
薄暗い時間帯は大型重機の運転席から作業員が見えにくくなるため、反射材付きベストの着用やライト点灯などを行い、それぞれが位置を確認しやすい状態を保つことが必要です。
日没が作業終了の目安となるため、工具の片付けやゲートの施錠等は日没前に行いましょう。
暗闇で作業をしてしまうと、立ち入り禁止ロープの貼り忘れや、知らない間に現場へ第三者が迷い込むといったトラブルも発生しやすくなります。
ケガを負わせるリスクや、盗難被害に遭うリスクがあるため、日没前に徹底して行うことをおすすめします。
夜の暗闇を活かした夜間工事は、日没からスタートする工事といえるでしょう。
日没を待ちわびて本格的に動き出しますが、以下の流れで作業を進めます。
・交通渋滞をシャットアウト
・終電後に一気に進める
・街の眠りを妨げない
日中、大通りの車線を止めて工事をした場合、深刻な交通渋滞を起こす恐れがあります。
そのため、交通量の多い幹線道路などでは、車の通行が激減する日没以降の時間帯に、道路舗装をはがしたりアスファルトを敷き詰めたりする工事を行います。
線路の補修や駅のホームドアを設置する工事は、日中に行うことは不可能です。
そこで、すべての電車が終電で通り過ぎた深夜帯の数時間で作業を行います。
夜間工事は、まぶしさや騒音で近隣住民の迷惑になりかねません。
そこで、できる限りまぶしさを抑えるために、工事現場のみを照らすLEDバルーン投光器が採用されます。
騒音もできるだけ少ないバッテリー式移動式ライトなどを導入し、配慮した上で作業を進めています。