
建設工事業では、建設工事現場の落書き被害への対策も重要です。
施工中は、仮囲いを行い、完成間近の建物外壁なども適切な管理が求められます。
落書きへの対応が不適切な場合、管理の緩い建設工事現場と見なされるため、社会的信頼を失う恐れもあります。
そこで、建設工事現場の落書き被害に遭うリスクについて、防止対策や修復方法を解説します。
建設工事現場が落書き被害に遭うのは、人が不在になる時間帯が発生することと、現場を放置する環境が関係します。
工事現場は、フラットパネルや万能板で取り囲むことが多いですが、死角が多く発生するためいたずらや落書きなどの被害に遭いやすいです。
落書きなどのいたずらを放置すると、犯罪抑止力の低下で、さらなる被害を招きます。
不法投棄などの被害に拡大する恐れもあるため注意しましょう。
なお、完成後の引き渡し直前に、外壁等が落書き被害に遭った場合、再施工や補修が必要となります。
多大なコストが発生するだけでなく、企業や物件に対する社会的信用が失墜恐れもあるあめ、適切な管理を行うことが必要です。
建設工事現場で落書き被害を防ぐためには、設計段階や仮設工事段階から防犯対策を講じることが必要です。
たとえば、仮囲いにアートパネルや緑化を導入することで、落書きの隙をなくせます。
夜間や休日などは無人になるため、防犯カメラや赤外線センサーを設置して、現場を常時監視しできます。
通りから見えにくくなる死角は、夜間照明(投光器)で落書きなどのいたずらをしにくい環境をつくりましょう。
スプレーやマジックを弾くことのできる特殊シリコンやフッ素皮膜を外壁に塗っておくと、落書きができないためおすすめです。
落書き被害に遭ったときは徹底してすぐに消し、再犯意欲を減退させることも防衛策につながります。
万一、建設工事現場が落書き被害に遭った場合は、塗膜や下地を傷つけることなく、痕跡を完全に消し去ることが必要です。
たとえば、太陽光や雨水を利用して、汚れや塗料を浮かせて洗い流せる親水性・光触媒技術によるセルフクリーニングなどは、次世代建材として注目されています。
高圧洗浄と特殊洗浄剤(リムーバー)を併用することでも、レンガやコンクリートに染み込んだ塗料を水圧と化学反応で浮かせて除去できます。
洗浄しても除去しきれない場合は、下地と同色で塗り重ねれて補修するとよいでしょう。
研磨材に重曹の粒子を吹き付けて、下地は摩耗せずに塗料のみ削り落とす技術などもあります。