
建設工事業とリサイクル工場が連携することは、建設現場の法規制遵守や環境意識の高まりにおいて欠かせません。
持続可能な社会の実現に向けて、建設現場での建物解体等で排出される建設廃棄物をよみがえらせることも大切です。
リサイクル工場と建設工事業が強固なパートナーシップを結ぶことは、資源循環の輪を広げる社会的な責任を果たすことにもつながるでしょう。
そこで、建設工事業とリサイクル工場の社会的責任について、建設廃棄物の処理プロセスを解説します。
建設工事業とリサイクル工場は、厳格な法律遵守のもと、環境負荷を低減させる社会的使命を担います。
法令遵守が原則といえますが、一定規模以上の解体や新築工事の場合、現場で分別解体と再資源化することが建設リサイクル法で義務づけられているため徹底して行いましょう。
また、マニフェスト(産業廃棄物管理票)のもと工場へ引き渡し、手続してください。
建設現場から排出される建設廃棄物は、リサイクル工場の高度な技術により、選別・加工されて処理されます。
建設廃棄物の種類により、処理プロセスは以下のとおり異なります。
・コンクリート・アスファルトなどのがれき類…破砕機で細かく砕き、路盤材やコンクリートの骨材に再生する
・建設木くず…木質チップへ加工し、発電用のバイタル燃料やパーティクルボードの原料に再生
なお、プラスチック・金属・紙などが混ざった混在廃棄物は、目視と最新機械で緻密に分別します。
建設廃棄物は、リサイクル工場から建設現場へと還る再生資材として活用されます。
リサイクル工場で再生資材として生まれ変わると、再び、建設工事業によってインフラへと組み込まれる仕組みです。
たとえば、リサイクル工場から出荷された砕石などの再生路盤材は、道路の下地材として使用されています。
建設工事業とリサイクル工場の間では、デジタル技術を融合させた次世代の資源循環ネットワークで連携する動きが高まっています。
ITやデータを活用したスマートな連携などがその例です。
たとえば、排出から処理が完了するまでのデータに関して、クラウド上で共有する一元管理を取り入れば、事務作業を大幅に効率化できます。