建設工事現場ではさまざまな作業を行うことになりますが、収束の目途がたたない新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止する対策として今ではマスクの着用徹底が求められています。
建設工事現場でも同様に、作業員にマスクの着用を徹底していくことが求められる状況ですが、それ以外にも手洗いや消毒液の設置などさまざまな対策が必要です。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策を徹底して行うために、手洗い・消毒液の設置・マスクの着用の徹底などが必要と考えられます。
発熱など症状がみられる作業員については出勤しないようにしてもらうことも必要ですし、業務内容によりますができるだけテレワークなどで対応することも求められます。
国土交通省でも建設業における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインを策定しています。(参考サイト:国土交通省 新型コロナウイルス感染症対策
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_tk1_000181.html)
このガイドラインには現場の状況に基づいた取り組み事例なども掲載されていますし、建設工事現場だけでなく事務所や入札契約に関しての内容など、建設事業者が参考にしたい内容ばかりですので一度目を通しておくことをおすすめします。
建設工事現場でも、うがい・石鹸による手洗い・消毒液の使用・マスクの着用・体温測定などによる健康管理などは徹底して行うべきでしょう。
朝礼などでも作業員同士の配列に間隔を確保し、飛沫感染を防ぐために指差し呼称の省略なども行うことが必要です。
休憩時間などもすべての作業員が同時に取るのではなく、時間を分散させることや人同士の間隔をあけて時間を過ごすことなどを取り組みとして行うようにしてください。
休憩場所や事務所なども、アクリル板などを使いパーテーションによる仕切りで密接を防ぐなどの工夫が必要です。
現場で受注者が新型コロナウイルス感染拡大防止対策を行う上で、追加費用が必要という場合には受発注者の間で設計変更など協議も必要となるでしょう。
現場で実施するべき感染拡大防止対策を施工計画書や業務計画書に反映させ、確実に実施することを前提とした設計の変更が必要です。
同時に、請負代や業務委託料などを変更し、工期や履行期間を延長するといった対応も求められることとなるため、このような危機的状況に対応できる形を取るようにしてください。