建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

建設工事業者が加入しておきたい自動車保険とは?

2022.02.05
分類:リスク

建設業でリスクに備えて工事の保険に加入しようというケースは多いですが、工事の保険以外にも自動車保険への加入についても検討が必要といえます。

普段からどれほど注意していたとしても、いつ・どのタイミングで事故やトラブルが起きるとも限りませんので、もしものときに備えて加入しておきたい保険について紹介していきます。

建設業が加入しておきたい工事の保険

建設業には、内装・塗装・水道・解体・インフラ関連などいろいろな仕事があるだけでなく、元請と下請のどちらで現場に入るかによって、様々なリスクを考えておくことが必要です。

建設現場に入る状況は異なっていたとしても、まず工事を行う上で加入しておきたい保険として主に次の2つが考えられます。

・賠償責任保険…工事中や工事が完了した後で第三者に損害を与えてしまった時に備えて加入する保険

・労災上乗せ保険…現場の作業員や下請として働く一人親方などがケガを負ったときの備えとして加入する保険

工事現場の近くを歩いていた通行人にケガを負わしてしまったときや、周辺の住宅の駐車場に停めていた車に傷をつけたなど、工事により他人に迷惑をかけてしまうリスクはゼロとはいえません。

そのようなリスクに備え、加入しておくとよいのが賠償責任保険といえます。

そして、現場の作業員や応援で呼んだ下請で働く一人親方などが現場でケガを負ったときなどに備えるのが、労災上乗せ保険であり、ケガを補償するために必要です。

 

法人向け自動車保険も欠かすことはできない

建設業の現場では、事務所から現場への移動、建築材を搬入出するときなどに、車を使うこともあるでしょう。

そのとき、運転するのは人なので、絶対に交通事故などが起きないとも言い切れません。

仕事中に車の運転により事故やトラブルが発生したときには、事故処理や被害者となった相手に対する損害賠償など、想像していたよりも多額の費用がかかることもあります。

そのため、建設業では仕事で車の運転が必要になる以上、自動車保険にも加入しておいたほうがよいと考えられます。

法人向けの自動車保険であれば、一般向けの自動車保険と違って、会社単位で加入することができ、会社が保有する自動車すべてにも補償をつけることができます。

等級・保険料・保険金支払いの対象になる事故などは保険会社により異なる場合もあるため、事前に確認しておいたほうが安心です。