建設業界に興味を持つ方の中には、異業種から転職する方も含まれます。
しかしこれまで得た知識・スキル・経験などが建設業界で通用するのか不安を抱え、あきらめてしまう方も中にはいます。
そのため、建設業界は未経験でも転職できる業界なのか、取得しておくとよい資格などについて説明していきます。
異業種から建設業界に転職を希望する方の中にも、建設関連の専門的な知識や資格を保有しているわけではないと、つい後ろ向きな考え方になってしまう方はいます。
しかし建設業界で働く業種には、現場での作業以外にも、設計・営業・事務などさまざまな仕事があるため、実際に働きながら資格を取得することも検討できます。
建設業界はここ10年以上、人材不足が深刻化していますが、採用活動に失敗し続けているといえるため未経験者でも採用される可能性は十分あるといえるでしょう。
建設業界の業種は様々な選択肢がありますが、工事現場の作業だけ見ても多岐に渡ります。
たとえば大工工事業・電気工事業・ガラス工事業などの建築に関係する仕事の他、造園工事業・建具工事業・水道施設工事業などその種類は20以上です。
さらに工事現場全体を管理する施工管理や図面を作る設計、営業や事務など職種も豊富なので、自分に合う仕事を選びやすいことが特徴といえます。
建設業界に転職したときの年収は、どの仕事を担当するのか、働く方の年代などで異なります。
全体の平均は400〜600万円で、現場作業員や事務などの場合は400万円前後、施工管理職などは600万円を超えることもあります。
営業として働く場合、インセンティブを得ることができるためより収入は上がるでしょう。
設計の場合、保有する資格の等級なども差があるため、転職するよりも前に資格を取得しておくことで、収入を高く期待できることもあります。
未経験者でも建設業界への転職は可能ですが、建設会社の採用担当者も年齢による体力や経験を重視するため、何歳までという年齢制限は企業ごとに異なります。
ただ、建設業界で働く方は55歳以上が約3割を占め、15〜34歳の若い世代といえる労働者は約2割程度です。
若い世代の労働者は多くの業界で不足がちであり、若者不足が如実にあらわれているといえるでしょう。