建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

建設工事現場で働く「現場監督」の平均「年収」はどのくらい?

2022.06.18
分類:その他

建設業界で働く人はいろいろですが、建設工事現場で働く「現場監督」の「年収」はどのくらいなのでしょう。

実際には建設会社の規模などで年収は大きく異なることになりますが、どのような業務を担当することになり、平均的にどのくらいの年収となるのか説明していきます。

現場監督が担当する「業務」

「現場監督」が担当する「業務」は、主に建設現場で職人など作業者に対する指示・命令です。

5つの施工管理業務を主に担当しますが、どのような管理が必要かそれぞれ説明していきます。

工程管理

建設工事の工期を守るためのスケジュール管理が「工程管理」です。

数多くの作業員が建設工事に関係することになるため、効率的に工事を進めていけるように、作業ごとの日程調整を行っていきます。

品質管理

設計図書どおりの寸法で、さらに仕様書通りの強度や機能、材質を守って造られているか管理するのが「品質管理」です。

安全管理

建設現場で安全を守りながら作業を進めることができるように整備していくことが「安全管理」です。

原価管理

施工計画などに基づいて計算した「実行予算」と、建設現場の実際の工事で発生する「原価」を管理し、利益計上を可能とするような管理を行うことを「原価管理」といいます。

環境管理

工事現場周辺に悪影響を与えないよう、対策を講じることを「環境管理」といいます。

空気・水・土壌・地盤などに対する悪影響に考慮することや、騒音・振動・粉塵被害が周辺住民に起きないようにすること、そして工事現場で働きやすい環境を整えることが主な業務です。

 

現場監督に求められる「資質」

現場監督の仕事は多岐に渡りますが、平均年収は約475万円です。

初任給は21万円、月換算40万円が相場となっており、勤務する建設企業やこれまでの経験、保有する知識や技術、資格などによって変わってくるといえるでしょう。

現場監督に求められる資質には、「高い応用力」「リーダーシップ」「新たな技術の習得」などがあります。

これらを身につけていくことで、より高い収入を目指すことができると考えられますが、それぞれどのような資質なのか説明していきます。

高い応用力

建設現場では様々な障壁にぶつかることがあるでしょう。そのとき、高い応用力があれば問題解決することができます。

リーダーシップ性

建設現場で工事をスムーズに進めていくためには、多くの作業員に対し指示・命令を出すことのできる統率力が必要です。

技術を導入し習得する能力

建設現場で業務効率化や生産性向上を図るなら、常に新しい技術を習得してもらうことも必要です。