インターネット通販が多く利用されるようになり、その代金の支払いにクレジットカードが利用される機会も増えました。
人々の生活において、ITを活用した仕組みが多く利用されるようになったといえますが、担当するのは情報処理業界です。
企業業務内容に応じたシステムを設計・開発することや、運用・保守を請け負いながら業務を円滑に進めることのできる支えとなっています。
建設業でもIT化が進んでいるため、情報処理業界の仕組みについて理解を深めておくことが必要といえるでしょう。
情報処理業界では法人向けのビジネスがメインとなっているため、顧客企業が求めるシステム構築や運用支援などが主な仕事です。
企業のIT戦略を立案したりシステム設計したり、開発・運用・保守などプロセス全体で協力会社をコーディネートする仕事を担当する企業は「システムインテグレータ」と呼ばれています。
「システムインテグレータ」の扱うシステムは、ソフトウェア・ハードウェア・ネットワークを組み合わせ構築していくこととなるため、システム開発会社にソフト・ハードウェア会社の他、通信会社など様々な協力会社が関わることになります。
協力会社は「システムインテグレータ」から要請を受け、システムやソフトの開発、ハードウェア調達にネットワーク構築などを業務として行います。
また、情報処理業界では自社が保有するソフトや情報処理の仕組みによる顧客データ分析といったサービスを提供する会社もあります。
他にも顧客にIT活用による業務効率化をアドバイスするなど、コンサルティング業務をメインとする企業もあるなど様々です。
情報処理業界に関連する業界は多岐に渡りますが、建設業でも最新技術を導入する動きが見られるようになっています。
まだ十分にIT化が進んでいるとはいえませんが、すでに情報処理業界と関連している業界として挙げられるのは次のとおりです。
金融業界はITを駆使し新たな金融サービスを開発することに積極的な姿勢を見せており、スマートフォンをつかったキャッシュレス決済導入なども進んでいます。
交通インフラを支えるのも情報システムであり、たとえば鉄道の運行システムや航空会社の管制システムなどITと密接な関係にあるといえます。
また、車の自動運転などもITを使ったシステムが必要です。
効率よく住民に対しサービスを提供するためのシステム構築や、自治体同士でデータを連携するシステムなどの開発が行われています。