住まいのリフォームには、キッチンやトイレ、玄関など住宅の一部だけをバリアフリーや最新設備に変更するといった修繕を行うこともあれば、1階部分はすべて修繕することもあります。
このとき、これまで住宅に住んでいた方はリフォーム工事の間、どこに住むのか?という点が問題になることがあるようです。
そこで、そのまま住み続ける場合と別途仮住まいを探すケースで、それぞれのメリットとデメリットをご説明します。
リフォーム工事中もそのまま住み続けるメリットとして、別途仮住まいを探す必要がないことが挙げられます。
仮住まいに移るとなれば住むエリアが変更され移動に不便になりますし、賃貸住宅を借りる費用や、一時的に生活に必要な家具や家電を運ぶなど様々な費用負担も発生してしまいます。
そのまま住み続けるのなら、リフォーム対象となっている設備は使用できないものの、たとえばキッチン交換ならその期間のみ外食や中食で済ませることはできるでしょうし、バスのリフォームならスーパー銭湯を利用するといった方法も可能なので手間や費用を抑える上ではメリットが高いといえるでしょう。
ただし工事中に発生する騒音は避けられませんし、ほこりなども発生してしまいますので、そのままオーナーが住み続けるのなら工事を行う業者はこれらに注意が必要となります。
仮住まいに移るデメリットは先に述べたとおり手間や費用がかかる点です。ただし騒音や振動によるストレスを感じることはありませんし、ほこりなどの被害を気にすることもなくなります。
リフォーム工事を行う業者側としても、常にオーナーがいるのといないのとでは工事に専念しやすさが違ってきます。
もしオーナーが仮住まいを探すのであれば、着工の2か月前には物件選びが必要となり、1か月前までには仮住まい物件を決めておくことが必要となると伝えておきましょう。
ぎりぎりになると工事を進めることができなくなる可能性も出てきます。
そのまま住み続ける場合でも仮住まいを探す場合でも、メリットとデメリットはそれぞれあります。
ただしリフォームが完了すれば快適な生活を送ることができるようになりますので、どちらがよいか検討してもらうようにしましょう。