建設工事は種類が多く、間違いやすい工事業種も少なくありません。
たとえばエアコン設置などは、電気工事のイメージが強いものの、実際には配管が関わるため管工事となります。
そこで、同じく間違いやすいシステムキッチンを据え置きする工事について、どの工事として扱われるのか、その種類を説明します。
システムキッチンやユニットバスの据え付け工事は、配管に関する工事を含むか含まないかによって、以下のとおり種類が異なります。
・とび・土工工事(配管に関する工事を含まないユニットバスやシステムキッチンの据付)
・管工事(配管に関する工事を伴うユニットバスやシステムキッチンの据付)
なお、システムキッチン(ビルトインキッチン)とは、調理台・流し台・コンロ台が一枚の天板でつながったものです。
また、システムキッチンではないキッチンはセクショナルキッチンと呼ばれています。
建設業法に規定されている工事は29種類ありますが、どの工事に該当するのか判断しにくいケースは多々あります。
特に間違いやすいのは以下の工事です。
・エアコン設置工事(エアコンは配管が関係するため菅工事)
・内装仕上工事(内装解体で床やクロスをはがす工事)
・とび・土木・コンクリート工事(コンクリートはつりを伴った解体工事)
・鋼構造物工事(鉄骨の組み立て工事で鉄骨の制作・加工・組立まで請け負う工事)
・とび・土工・コンクリート工事(鉄骨の組み立て工事で加工されている鉄骨の現場組み立てを請負う工事)
・左官工事(建物に対するモルタル吹付工事)
・とび・土木・コンクリート工事(法面処理のためのモルタル吹付工事)
・とび・土工・コンクリート工事(トンネルの防水工事)
・とび・土工・コンクリート工事(舗装道路のガードレール・標識の設置工事)
・型枠工事(コンクリートで建設物を作る際にコンクリートを流し込む前の型を作る作業)
・防水工事(外壁シーリングを行う工事)
・塗装工事(外壁を塗装する工事)
・大工工事(外壁の木製型枠施工や耐震施工工事)
・タイル・れんが・ブロック工事(窯業系サイディングのサイディングボード工事)
・板金工事(板金系サイディングのサイディングボード工事)
・電気工事(信号設備工事)
・ほ装工事(コンクリートほ装工事)
・塗装工事(線引等道路上表示工事)