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外構工事とは?担当する作業や必要となる建設業許可の種類を紹介

2024.08.28
分類:その他

外構工事とは、主に建物とその周辺環境を整備する工事です。

 たとえば建物や敷地の外部の造園や庭づくり、ガレージやエクステリアなど周辺環境を整えます。

 具体的には以下の工事を担当します。

 ・門柱

・ブロックフェンス

・庭や花壇の設計

・植栽

・敷地形状に合わせた階段や石畳の設置

・ガレージのコンクリート土間

 家や土地の形状で工事の内容は変わるものの、形状に合わせたオーダーメイドが基本の工事です。

 そこで、外構工事について、担当する作業や必要となる建設業許可の種類を紹介します。 

外構工事とは

 外構工事とは、敷地内における建築物以外の外部廻りの工事です。

 塀や門柱、門扉の設置などは外構工事が担当します。

 テラスやウッドデッキなどの庭の工事や、駐車スペースのカーポートの設置なども外構工事に含まれます。

 建物が完成した後に、最後に行う工事ともいえますが、事前に計画を立てておくことは必要です。

 外構工事に含まれるのは、具体的には以下の工事です。

・壁・ブロック塀

・土を掘る

・盛土

・砂利を敷く

・駐車場・舗装・カーポート

・植栽

・門まわり・フェンス・アプローチ

・テラス・デッキ・サンルーム

  

外構工事で必要な建設業許可

 外構工事は、快適な生活を送るために欠かすことのできない工事です。

 建物が建設し終わってから業務を担当するイメージですが、実際には排水計画など建設工事を着手するときに計画します。

 そのため建設工事の最初から最後まで一貫して関係する工事ともいえるでしょう。

 外構工事を専門とする施工会社が建設業許可を申請する場合、以下の許可を取得します。

 ・建築工事業

・土木工事業

・造園工事業

など

 建築工事業は、カーポート・門・塀などの工事で必要です。

 土木工事業は、宅地造成・擁壁の設置工事を担当します。

 さらに造園業では、植栽や庭石を取り扱います。

 そのため建物の外構工事をすべて行いたいのなら、複数の建設業許可を取得することが必要といえます。

 

 外構工事の役割

 外構工事により、建物の見栄えは大きく変わります。

 塀に1つだけ化粧ブロックを入れることや、植栽に照明をあてるだけで雰囲気はガラリと変わるからです。

 カーポートや門扉をモダンなものへすることなど、少しの改良が驚くほど全体のイメージを変えてくれることもあります。

 ガーデニングや車いじりなど、趣味の空間を広げてつくることもできるでしょう。

 その上で、プライバシーの保護や侵入者を防ぐ防犯的な部分も備えなければならないため、外構工事はいろいろな役割を担うと考えられます。