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屋根工事業とは?考え方や板金工事との違い・種類や特徴を紹介

2024.09.28
分類:その他

屋根工事業とは、瓦・スレート・金属薄板などで屋根をふく工事です。

 屋根をふく工事であるため、材料がどんなものでも屋根で行うなら屋根工事となります。

 そこで、屋根工事業について、考え方や板金工事との違い、種類や特徴を紹介します。

屋根工事の考え方

 屋根工事とは、母屋・垂木・トラスを使って屋根の構造体をつくり、屋根の断熱遮音工事を行い、瓦・鉄板・金属・スレート・樹皮・こけら板・砂付きリーフィングなどを葺く工事です。

 瓦・スレート・金属薄板は、屋根をふく材料の別を示したものが屋根工事といえます。

 板金屋根工事も板金工事ではなく、屋根工事に含まれます。

 屋根一体型の太陽光パネル設置工事も同様です。

 ただし太陽光発電設備の設置工事は電気工事で、太陽光パネルを屋根に設置するときの屋根の止水処理の工事も含まれます。

 屋根断熱工事は断熱処理を施した材料で屋根をふくため、屋根ふき工事に該当します。

  

屋根工事の種類

 瓦・スレート・金属薄板などで屋根をふく工事は屋根工事業ですが、瓦・スレート・金属薄板等の材料の種類によらずに、これらを包括して屋根ふき工事とします。

 同様の考え方で、板金屋根工事は板金工事ではなく屋根工事に該当すると理解しておきましょう。

 以上を踏まえて、屋根工事は主に以下の8つの種類に分けることができます。

 ・葺き替え工事

・葺き直し工事

・重ね葺き工事(カバー工法)

・塗装工事

・屋根材の修繕工事

・漆喰補修・交換工事

・棟板金交換工事

・雨樋修理・交換工事

 

 屋根工事の特徴

 屋根工事が屋根材で区分されますが、屋根材で屋根自体の性能だけでなく、建物構造や屋内の間取りに影響することもあります。

 なぜなら屋根材で屋根の勾配に、最低限度が設定されているからといえます。

 屋根の素材により工法が異なるため、勾配の緩急を設定することにより、最低限の防水性能を担保することが必要になるからです。

 勾配が急になるときや複雑な場合は、工事費も多く発生することになります。

  

 屋根工事でかかる期間

 屋根工事にかかる日数は、部分修理であれば平均2日程度です。

 全面改修の場合には、7日程度はかかります。

 工事前後に足場の組み立てや解体も必要となりますが、この作業に2日程度の日数が必要です。

 以上のことから、屋根の修理で2日から1週間程度、全面改修の場合は2週間程度かかると認識しておくことが必要です。