建設工事現場は、鉄パイプ状の資材で建物を囲む足場があります。
建設工事や解体工事で、建築物の周辺に組み上げる構築物が足場であり、作業員が足を付けることのできる設備です。
高所や建物外の危険な場所で作業員が安全に作業するために、そして工事関係者が安全に出入りできるようにするために足場は必要といえます。
そこで、建設工事の足場について、建設や解体で使用される種類、特徴などを簡単に紹介します。
建設工事現場の足場は、建築工事や解体工事などで組まれます。
枠組み足場や単管足場など種類があり、工事を安全に進め、近隣の安全を守るために欠かせないものといえます。
パイプや丸太などの材料を使い、組み立てて仮設するのが組立足場です。
建物の屋上や梁など吊す吊足場などもありますが、現場の状況に応じて選び、設置することになるでしょう。
建物の建築・修繕・解体には不可欠な存在であり、しっかり組み立てができるかによって、工事を滞りなく行えるか決まります。
建設工事現場の足場には、色々な種類があります。
高所作業で作業員の足掛かりとなり、安全を確保するために仮で組み立てた構造物を仮設足場といいます。
また、建設現場の足場には、以下の種類があるため確認しておきましょう。
・単管足場…直径48.6mmの単管(鉄パイプ)を組み合わせて建てる仮設足場
・くさび緊結式足場(ビケ足場)…一定間隔に緊結部を備えた鋼管(鉄パイプ)が支柱となり、手すりや筋交などの部材を支柱の緊結部へくさびで緊結する足場
・枠組み足場…ジャッキ・筋交・鋼製布板などの部材を組み立てる仮設足場
・ビティ足場(ビデ足場)…工事現場の枠組足場の1つ
・吊り足場…地面から足場を組むことができない建築物に設置する足場
・移動式足場(ローリングタワー)…建設現場や工場などの高所作業の足場
・脚立足場…並べた脚立に足場板を渡して組む簡易な足場
・次世代足場…改正労働安全衛生規則に対応した進化型足場
・ブラケット一側足場…建物外壁に沿って設置する足場
・張出し足場…建設工事で地上から建地を建てずに建築物の途中階の外側に張出し材を取り付け、その上に枠組足場などを組み立てるタイプの足場
・吊り棚足場…桁の吊りピースにチェーンなどを吊材とし、単管を井形状に組んで吊り下げ、上に足場板をかけ渡して組む足場
・丸太足場…ヒノキや杉などの細い間伐材を鉄線で締め上げて固定する足場