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クレーン車とは?種類や必要な免許・メリットとデメリットを簡単に紹介

2024.11.21
分類:その他

建設工事において、地下の土を地上へ運ぶとき、さらに資材の運搬において欠かせないのが移動式のクレーン車です。

 ただしクレーン車にもいろいろな種類があり、運転する上で必要な免許の種類などは異なります。

 そこで、大きく重量のあるものを吊り上げて運べるクレーン車について、種類や必要な免許、メリットとデメリットを簡単に紹介します。

クレーン車とは

 「クレーン車」とは、人力で持ち上げることのできない荷物をクレーンで吊り上げて、水平に運搬するための重機です。

 運転席とクレーン操縦は別になっており、建設業においては土木工事・解体工事・ビル建設などで使用されています。

  

クレーン車の種類

 クレーン車の「種類」は以下のとおりです。

 ・トラッククレーン(コンパクトで手軽なクレーン車で、建設現場・電気工事・車両引き上げなどに適している)

・ラフタークレーン(コンパクトな移動式クレーン車で、狭い場所・山林・市街地などに適している)

・オールテレーンクレーン(大きな安定した車体のクレーン車で、高所作業に適している)

・クローラークレーン(キャタピラの備わったクレーン車で、接地面積が広く安定性に優れている)

  

 クレーン車で必要な免許

 クレーン車は、運転する種類によって必要な免許は異なります。

 たとえば、ラフテレーンクレーンでは大型特殊免許を必要とするのに対し、トラッククレーン・オールテレーンクレーン・カーゴクレーンなどであれば、普通免許・中型免許・大型免許が必要です。

  

クレーン車のメリット

 クレーン車の「メリット」には以下が挙げられます。

 ・大きな物や重い物を吊り上げて水平に運搬できる

・いろいろな場所で活躍させることができる

・車の積み下ろしが少人数でできる

・不整地の走行にも優れている

・高所での作業に適している

 

クレーン車のデメリット

クレーン車の「デメリット」は以下のとおりです。

・クレーンを伸ばしている状態で強風を受けた場合は転倒する恐れがある

・クレーン装置を搭載することで積載量が減る

・操縦が難しい

・運転士の操作が重要になるなど責任が重い

・車両ごとで得手不得手がある

クレーン車には種類があり、作業現場に最適なタイプを選ぶことが必要です。

適した種類を選んだつもりでも、そのタイプが苦手な場面に駆り出した場合、本来の能力を発揮できないこともデメリットといえます。