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現場監督とは?施工管理との違いや仕事内容・求められるスキルを紹介

2024.12.21
分類:その他

現場監督とは、建築や土木工事などの現場において、工事の工程・品質・安全を、管理・監督する仕事です。

 現場の進捗・予算の管理や、作業員や職人に指示を出すること、施主様との打ち合わせなど業務は多岐に渡ります。

 そのため効率的に仕事をして工事を進める必要があり、一つのことだけに捉われず複数の業務をこなすマルチタスク能力が求められます。

 そこで、現場監督について、施工管理との違いや仕事内容、求められるスキルを紹介します。

現場監督とは

 「現場監督」とは、工事現場を管理・統括する人です。

 現場の作業員に適切な指示を出し、工事の工程を管理します。

 安全確保や品質確保に努め、予算を管理する担当者ともいえるでしょう。

 建設工事が予定通りに進むかについては、現場監督の能力次第ともいえます。

  

施工管理との違い

 「施工管理」とは、建設工事の現場で工期・予算・品質などを管理し、作業員を指揮・監督しながら工事全体を管理することです。

 主な業務として、以下が挙げられます。

 ・工程管理…工事スケジュールを立てて工期が遅れないように進捗管理する

・品質管理…工事の品質を担保するための検査や施工写真を撮影する

・原価管理…工事で利益が出るように調整する

・安全管理…作業員が安全に作業できる環境を整備する

 

現場監督の仕事

 現場監督の仕事として、以下のことが挙げられます。

 ・施工計画を策定する

・原価を管理する

・依頼主と打ち合わせを行う

・工程を管理する

・安全を管理する

・作業員(職人)の監督・指導を行う

・工事関連の法律や規定を遵守する

 現場監督に特定の資格は不要であるものの、工事に関する知識・スキル・経験・リーダーシップ・スケジュール管理能力・危機管理能力などが求められることになります。

 工事の規模により、現場所長・現場代理人・職長などが現場監督として働くケースもあるようです。

 

現場監督に求められるスキル

 現場監督は、工事現場の責任者として施工計画を策定したり打ち合わせをしたり、現場における工程・安全などの管理を行います。

 作業員への監督・指導も業務に含まれるため、現場監督として働くには次のスキルが求められるといえるでしょう。

 ・コミュニケーション能力

・複数の作業を同時に行う能力

・トラブルへ対応する力

・先を見通す洞察力

・明確に指示を出すリーダーシップ能力

・職員のストレスを緩和するなど気配り

・図面と現場を見比べ確認する能力