電気設備とは、電気を安全・安定して供給するための設備の総称です。
機械や装置を動かす力である電気は、生活に欠かせないインフラ設備として重要な役割を担います。
そこで電気設備について、種類や電気工事と電気設備工事の違いを簡単に紹介します。
「電気設備」とは、電気を安全に取り扱うための設備の総称です。
社会の情報化の急速な進展で、多岐に渡る設備を含みます。
電気設備は、定期点検の対象です。
不具合や故障などのトラブルが起こったときは、早急に連絡・相談することが重要といえます。
電気工事は、工事内容や規模によって、資格保持者でなければ携われないこともあるため注意が必要です。
電気設備の種類は以下のとおりです。
・発電設備(水力発電・火力発電・風力発電・太陽光発電・原子力発電・蓄電池など)
・送配電設備(発電設備で作られた電気の電線路や使用機器にその電気を変電・配電する設備)
・構内電気設備(建物や施設の中で実際に電気を利用する上での設備や、モーター・照明・コンセントなどの機器類)
また、電気設備は使用電圧により、以下に分類されます。
・強電(動力・電灯エネルギーとして電気を使用する。消費電力が高く、工場などのプラントや家庭用のコンセント、エアコン設備などが該当する)
・弱電(電気信号による通信・制御・情報などの情報通信として電気を使用する。消費電力が少なく、電話・LAN設備・テレビ共聴設備・監視制御設備などが該当する)
電気工事とは、発電所や変電所からの電気を、建物や街の施設などで利用できるようにするための工事です。
危険を伴うため、電気工事士資格が必要となる工事が大部分を占めます。
資格の種類によって、扱うことのできる電圧や電気設備の種類が異なり、電気主任技術者などが必要になることもあります。
電気工事は建設工事に分類されるものの、建物自体の施工は行いません。
建物内外で使う電気工作物に送電する設備における工事です。
建物や施設の電気配線や電力供給装置の設置、修理や保守を担当します。
電力供給ネットワークの構築と電気機器設置、高圧電気設備の取り扱いなども担当業務に含まれます。
電気設備工事を担当するときも、安全性と効率性を確保する上で、専門知識と技術が必要であり、正確な計画と実行が欠かせません。
電気工事士の資格保有者が担当し、法律や規則に基づいて施工されることが特徴です。