
第三セクターは、地方の鉄道や観光施設だけでなく、建設工事業とも非常に深い関わりがあります。
人口減少や財政難で悩む地方自治体と、専門知識やノウハウの高い民間企業が協力して事業を行う仕組みであり、地域のインフラ維持や雇用創出に欠かせない存在です。
そこで、建設工事業における第三セクターについて、仕組みや必要な理由を解説します。
第三セクターとは、第一セクターに該当する国や地方自治体と、第二セクターの民間企業が、共同出資して設立する事業体または組織です。
行政の公共性や公益性と、民間の機動性や効率性が備わることで、迅速な経営判断のもとで経営資源をうまく活かした地域開発や交通網維持などを可能とします。
第三セクターの建設分野における役割として、以下が挙げられます。
・公共性と効率性を合体させる
・地域インフラを建設・管理する
・災害時は迅速に復旧作業を行う
第三セクターの建設分野における役割は、公共性と効率性を合体させることです。
国や自治体だけ予算や人員が不足するケースや、民間企業だけでは赤字を恐れて参入しにくいビジネスなどの場合、第三セクターであればそれぞれの弱点を補い合って事業を進められます。
第三セクターの建設分野における役割は、地域インフラを建設・管理することです。
地域の道路・水道・公園・公営住宅などの建設や維持管理などにおいて、地域の声を聴きながら民間の柔軟性をうまく活かした経営が可能となります。
第三セクターの建設分野における役割は、災害時に復旧作業を行うことです。
台風や地震などの自然災害が発生したときは、地域の地理を熟知している第三セクター事業者だからこそ、早期に復旧工事に駆けつけられます。
第三セクターは、行政の公共性・公益性と、民間企業の効率性・専門性を掛け合わせた事業です。
そのため、いずれか単独のみのサポートでは維持がしにくい地域の公共サービスやまちづくりに対して、機動的かつ効果的に推進できることで必要とされています。
他にも第三セクターが必要な理由として、以下が挙げられます。
・地元の雇用を守る
・スピード感ある対応ができる
・クリーンな経営ができる
第三セクターの発注工事は、原則、地元の建設会社が請け負うため、地域経済の活性化と雇用創出に貢献できます。