
建設工事業における掘削機とは、土砂を掘り起こして整地や積み込む建設機械です。
油圧ショベルやバックホウ、ユンボなどのことであり、アタッチメントの交換で多彩な作業に対応できます。
建設工事現場では、基礎工事・道路建設・インフラ整備など様々な場面の重要な工程で登場する建設機器であり、高い機動力を持つ反面、安全確保や騒音・振動対策などが求められます。
そこで、建設工事業の掘削機の種類や、施工手順について解説します。
建設工事業では、現場の規模・地盤のかたさに合った掘削機が使い分けられています。
使用する目的によっても、選ぶ掘削機は異なりますが、たとえば以下の種類があります。
・油圧ショベル(バックホウ)…油圧の力でアームを動かし、バケットで土砂を救い上げる掘削機
・小型掘削機(ミニショベル)…機械質量が6トン未満のコンパクトで小回りの利く重機
・掘進機(シールドマシン)…地中を回転しながら自律的に掘り進んで、道路・鉄道・上下水道などのトンネルを構築する大型掘削機
建設工事業の掘削機による施工は、安全かつ計画通りに進めることが必要です。
主に、バックホウやブルドーザーなどの掘削機を使った土工工事や基礎工事の施工手順は以下の流れとなります。
①事前調査・計画
②準備・仮設
③掘削・積込み
④地山補強・排水
⑤設備の埋設・基礎構築
⑥埋め戻し・仕上げ
①事前調査・計画
掘削する範囲の地盤の強度や、地下水位、ガス管や水道管などの埋設管の有無を確認・調査して、施工計画書を作成する
②準備・仮設
仮設現場に仮設道路や作業用仮囲いを設置して、ダンプトラックや掘削機などの重機と、資材を搬入する
③掘削・積込み
バックホウなどで地面を指定された深さまで掘り進め、掘り出した土砂をダンプトラックに積み込んで搬出する
④地山補強・排水
掘削を深く行う際には、土砂崩れ防止のために土留め壁や支保工を設置し、地下水が湧き出るときはポンプでの排水を平行して行う
⑤設備の埋設・基礎構築
掘削後に下水道管などのインフラ設備を埋設し、建物の基礎となる鉄筋コンクリートなどを構築する
⑥埋め戻し・仕上げ
基礎周囲や配管周りに土砂を戻して、ローラーやランマーなどの転圧機を使って締め固めを行い、表面を整地して仕上げる
なお、掘削機を稼働する建設工事現場には、重機が転倒したり作業員と接触したりなど、地盤が崩壊するリスクと隣り合わせのため、安全・運行における厳しい管理体制を構築しなければなりません。