
建設工事業におけるコンクリートとは、構造物を支える重要な建築資材です。
建物の基礎・構造体・インフラ整備まで、様々な場面で用いる資材であり、水・セメント・砂・砂利を適切な割合で調合して作ります。
耐久性と強度が高い反面、施工における温度管理や養生手順が品質を左右するため慎重な扱いが求められます。
そこで、建設工事業におけるコンクリートについて、施工の流れと品質管理を解説します。
建設工事業におけるコンクリートとは、建築や土木工事で欠かせない土台といえます。
その理由は、コンクリートの圧縮強度は圧倒的に高く、加工もしやすいからです。
上部からの強大な重圧に耐えられる強さがあるため、高層ビルや橋梁の構造体としても機能します。
また、耐火性と耐久性も高く、適切なメンテナンスで100年以上の長期に渡り構造を維持できることも魅力です。
鉄筋と組み合わせるRC造では、地震や風圧に耐える強固な構造を実現させることができます。
もともとは流動体のため、型枠の形状によって複雑なデザインでも表現しやすいといえるでしょう。
建設工事現場のコンクリート施工では、生コンクリートを工場から搬入し、現場で完全に硬化します。
主に、以下工程で作業を進めます。
①工場で生コンクリートを練り混ぜる
②ミキサー車で迅速に運搬する(現場で打ち終えるまでの制限時間は90〜120分以内)
③内部に隙間や気泡が残らないように均一に充填する
④型枠内へ入念に打設する
⑤硬化時に急激に乾燥や凍結することを防ぐための散水やシート掛けを行う
⑥所定の強度に達したことを確認する
⑦仕上げ加工後に型枠を解体する
コンクリートの品質が不良の場合、建物の寿命を低下させます。
そのため、現場に搬入する際には、以下の厳格なテストを行わなければなりません。
・流動性の確認…スランプ試験でコンクリートの柔らかさを測定して設計通りに施工が進むか確認する
・空気量・塩化物含有量の測定…耐久性が損なわれる原因になる空気の割合や鉄筋がサビる塩分濃度が基準内か検証する
・テストピース採取・圧縮強度試験…現場と同条件で硬化させたサンプルを一定期間過ぎた後で破壊して実際の強度を確認する
なお、ひび割れを抑えるために、外気温に合わせて夏場は暑中コンクリート、冬場は寒中コンクリートに配合を調整することも必要です。