人々が快適に生活を送るために必要な建物や施設、インフラなどを整備するための建築や土木における工事を行い、街づくりに携わる建設会社。建設会社でビジネスマンとして働きたいと希望するなら、実際にどのような工事に携わることになるか知っておくことが必要です。
ただし建設会社が行うのは建築工事だけでなく、土木・鉄筋・電気・塗装・しゅんせつなど様々な工事ですし、会社の規模や専門性などによってどの種類の工事を担当するか異なります。
具体的には建設業法で28種類の業種に分類されており、さらに細かく一式工事(2種類)と専門工事(26種類)に分けることができます。
さらに平成28年6月からは、新たに1業種加えられ現在は次のように29種類という数の業種に分けられています。
一式工事は土木一式と建築一式、専門工事は大工・左官・ガラス・塗装など、細かく分類されます。
複数の種類の工事をひとまとめで請け負うのは総合建設業者であり、一般的にはゼネコンと呼ばれる大手の企業を指しています。
それぞれの業種で専門的に工事を請け負うのは専門工事業者で、下請けと呼ばれる立場の企業などです。
いずれにしても建築・土木工事は大きなプロジェクトとなりますので、それぞれの領域のプロフェッショナル・リーダーとして、総合建設業者のビジネスマンが現場に指示・調整を担当する形です。
総合建設業者と専門工事業者、どちらの建設会社で働くかにより、ビジネスマンに求められることも違ってくるといえるでしょう。
一般的に建設や建築という言葉から連想されるのは、現場で手を動かし作業している姿かもしれません。しかし建設会社には現場で作業を行う方以外にも、設計・管理・資材の調達・営業・事務などいろいろな業務が存在しています。
行う作業や仕事は異なりますが、どの現場も従業員が働きやすい環境を整備していくことが必要です。