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建設工事現場では様々な職人が働いている!その専門分野の種類とは

2021.01.09
分類:その他

建設工事現場で働く職人と呼ばれる方は、専門的な知識を備えその分野でプロとして長年働く方です。

ただ、建設工事にもいろいろな種類があるため、職人と呼ばれる方の専門とする分野もいろいろあります。

そこで、どのような専門職があるのか、その一部をご紹介します。

基礎工事

建物が地面に沈む、または転倒・移動しないように、建物自身の重みを地盤にしっかり伝える基礎を築く工事が基礎工事です。とび・大工と呼ばれる職人が担当します。

とび職の役割は重要

建設工事が始まるときの仮囲いの設置から、現場の安全管理、クレーンにより高所に上げられる鉄骨を組む作業など、とび職の活躍する場面は様々です。

足場とび・重量とび・鉄骨とびなど、とび職にも種類がありますが、その中で足場とびは建築現場で必要となる足場などの設置を行います。高所を自由に動き回ることを可能とするため、建築現場人の花形といえます。

 

土工事

ダム・港湾・道路・ビル建設・土地造成などの工事や、災害現場で活躍する建設重機を操作する重機オペレータが行うのが土工事です。

人の力では困難な掘削や運搬など、大規模な作業を効率的に建設重機の操作で行います。

 

躯体工事

柱・梁・屋根などの建物の主要構造部分をつくる骨組工事が躯体工事です。躯体の代表として、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造などが挙げられます。

鉄筋工事

構造物の天井・床・柱など鉄筋を骨組みとして組む仕事で、鉄筋などの資材を設計図通りに組み立てていきます。

大工工事(型枠工事)

鉄筋コンクリートの構造物をつくるとき、骨組みである鉄筋に型枠という器にコンクリートを流し込みます。型枠大工とよばれる職人は、その枠をつくって固まったコンクリートと型枠を外す一連の流れを行います。

 

外装工事と内装工事

屋根・外壁・防水など、建物の外側部分を担当する工事が外装工事です。

外壁工事では屋外側の壁工事に携わる仕事で、内装工事は建具工事や左官工事、塗装工事などの内装仕上げ工事が種類として挙げられます。

そして建物の壁や床、土塀などをコテなどで塗り仕上げるのが左官工事であり、依頼主の要望や設計図などから建築物の内装や外装を塗装するのが塗装工事です。

 

設備工事

電気設備工事やキッチンやトイレなどの給排水設備工事、ガス設備工事などが種類として挙げられます。

電気を引き込み電気設備の設営を行う電気工事、植林や植栽をする造園工事などの外構工事、植林や植栽をする造園工事など、いずれも人々が安全に快適に過ごすために必要な工事といえます。