建設の中でも外構工事とは「エクステリア工事」と呼ばれることもあり、建物の外で行う敷地内の工事のことです。
「インテリア」とは室内照明・家具・壁紙・キッチン・洗面所など、建物内部の空間のすべてをあらわしますが、これに対し「エクステリア」とは門扉・車庫・庭の植栽やウッドデッキ・外水道などのことです。
家や土地の形状により工事の内容は変わってくるため、外構工事はそれぞれの形状に合わせたオーダーメイドが基本となります。
たとえば門塀・植栽・カーポートなどが外構工事に該当しますが、他にもどのような工事があるのか説明していきます。
外構工事とは敷地内において、建築物以外の外部廻りを工事することです。
敷地を囲う塀・フェンスの設置がメインですが、塀を設置しないオープン外構などを選ぶ方も多くなっています。出入口である門に設置する門柱・門扉・表札・ポスト、玄関までのアプローチに設置する泥汚れを防ぐタイルや踏石など、様々な工事が該当します。
そしてコンクリート舗装やアスファルト舗装・排水工事・植栽工事、駐車場・駐輪場の整備など建築物の印象や風景に影響を与える部分ですが、駐車場となるスペースにはカーポートを設置することや舗装も外構工事に含まれます。
敷地内に雨水が溜まらないようにすることもあり、付随的に倉庫などを建築することも同様です。
家の憩いの場として、リビングの掃き出し窓の外側にテラス・ガーデンルーム・ウッドデッキなどを設けることもあるでしょうし、庭に低木や高木などの植栽することもありますが、このような造園工事も外構工事の1つです。
快適な生活を送るために欠かすことのできない外構工事は、建物の建設が終わってから現場で業務を担当するイメージがあるでしょう。
しかし実際には、排水計画など建設工事を着手するときに工事を計画します。そのため建設工事の最初から最後まで、一貫して関係することになります。
外構工事専門の施工会社が建設業の登録を行うなら、建築工事業・土木工事業・造園工事業などを取得します。
建築工事業の場合にはカーポート・門・塀などの工事を行い、土木工事業で宅地造成・擁壁の設置工事を行い、造園業で植栽や庭石を取り扱うことになります。
建物の外構すべてを行うのなら、建築工事業・土木工事業・造園工事業のすべてを取得しておくとよいでしょう。