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建設現場で使用される自動車の種類と活躍している場面とは?

2021.05.05
分類:その他

建設現場で使用される自動車には色々な種類があります。資材や機材を建設現場に運ぶものから、現場から土を外に運ぶものなど、運搬するものや目的により様々な種類に分けることができます。

主に現場で使用される自動車といえばトラックですが、どのような種類があるのか、そしてどのような場面で活躍しているのかご紹介します。

ダンプカー

ダンプカーとは、荷物を乗せる台を機械力で傾斜させることで、積荷をおろすことを可能としたタイプのトラックのことです。

土などをたくさん一度に運びたいときにも活躍するトラックであり、荷台をかたむければ大量の土でも人の手を借りることなくおろすことができます。

建設現場では欠かすことのできないトラックであり、特に規模の大きな工事の建設現場では何百台といったダンプカーが出入りを繰り返すことになります。

 

クレーン付きトラック

クレーン付きトラックとは、トラック運転席部分の後方にクレーンが装備されている車両のことで、一台あれば重量物を移動させることと積み込みの二役を担当させることができます。

クレーン付きトラックはユニック車とも呼ばれることがあり、クレーンのアームは360度回転可能なので、決められた場所に資材や機材など重量のある物をおろすこともできます。

 

セルフローダー

ボディ前方を油圧シリンダーでジャッキアップさせ、車体を後方に傾斜できることが特徴です。

ブルドーザー・油圧ショベル・ホイールローダーといった重機の他、フォークリフトなど物流機械の運搬にも活躍します。

ショベルカーなどは一般の道路を走ることができませんので、これらの重機を建設現場に運ぶ上では欠かすことができません。

荷台をななめにかたむけ重機を積み下ろすことが可能です。

 

貨物自動車

小型トラックは2トン・3トン、中型トラックは4トン、大型トラックは10トンという基準となっており、荷台がコンテナになっているトラックのことです。

貨物を運搬することを目的とした自動車なので、細かい資材や備品などを運ぶときに活躍します。

 

コンクリートミキサー車

荷台部分にミキシング・ドラムが備えらえている貨物自動車がコンクリートミキサー車です。

回転可能な円筒形の容器には生コンクリートが収められ、走行中も撹拌しながら輸送します。

コンクリート製造工場から建設現場まで、固まっていない状態の生コンクリートを運搬するためのトラックで、生コンがつくられてから90分以内に建設現場に運ぶことになります。

ドラムが回転するのは、生コンを固めないこと・品質を低下させないためです。