人々の住まいを提供するために活躍する建設会社は、顧客の希望をしっかりとヒアリングした上で、家族構成・家事・生活スタイルなどを総合的に考えた上、それぞれの世帯に合った住まいの提案が大切です。
家は単に住む場所としてだけでなく、快適で楽しむ場所になるべきといえます。
そこで、住まいを提供する家作りに必要なことは何か、その内容をご説明します。
住まいづくりの第一歩は将来の暮らしをイメージすることです。
たとえば子どもの通学や自身の通勤、買い物などに便利な場所に住みたいという希望もあれば、静かでのんびり過ごせる郊外で暮らしたいと考えることもあるでしょう。
家の間取りも趣味に没頭できる部屋が欲しいと考えることもあれば、バリアフリー対応の家がよいと考えることもあるでしょう。
ペットの飼育、庭づくり、家庭菜園をしたいなど、いろいろな希望により外観デザイン・内装・間取り、生活導線も踏まえたイメージをしておくことが大切です。
住まいづくりにおいて資金計画は欠かせませんが、どのくらいの予算か把握しておくようにしましょう。
土地や建築にかかる費用だけでなく、新たに家具や家電、設備やインテリア用品など購入するのなら、それらの含めておくと安心です。
また、施工会社も決めることとなりますが、このとき基準になるのは工法でしょう。
建物の組み方を工法といいますが、設計の自由度・工期・費用などが決まる要因であり、在来工法やユニット系プレハブ工法、ツーバイフォーなどいろいろな種類があります。
住まいづくりは土地探しや敷地の調査から始めます。そして、住まいのイメージや資金計画など、要望をもとに提案をしてもらうこととなります。
平面図やカラーパース、模型などで要望を形にしてもらい、間取りや空間構成、外観などを決めていきます。
基本設計が固まれば実施設計・地盤調査を行うこととなり、仕上げや設備機器の仕様などを決め本見積もりが提出されます。
提案された内容と見積もりで納得できれば工事請負契約を結びますが、仕様・金額・支払方法・工期などは確認した上で契約するようにしてください。
希望する部材や設備機器など、細かな部分も確認しておきましょう。
なお、住宅資金をローンで準備する場合には、本見積りと資金計画をもとにして借入金額を決め、融資の申し込みを行います。
その後、次のような流れで住まいは完成されることとなります。
・確認申請
・仕様・確認打合せ
・現地確認打合せ
・着工式・地鎮祭
・上棟
・内装・造作工事
・外構工事
・完成