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建設業で理解しておきたい配電盤と分電盤の違い

2021.07.19
分類:その他

建物に電気を引くときには、配電盤や分電盤などを設置することが必要です。

建設工事においてこの配電盤と分電盤は混同されることが多いといえますが、まったく別物であり役割もそれぞれ違います。

そこで、配電盤と分電盤はどのような違いがあるのかご説明します。

配電盤の仕組みと役割

自宅やオフィスなどで使う電気は発電所で高圧状態による発電がされていますが、その電気を一旦受ける役割を担うのが配電盤です。

配電盤で電気を受け、100ボルトから200ボルトに電圧を下げて、コンセントや設備などに配電される仕組みになっています。

配電盤が設置されているのはオフィスビル・工場・店舗など大きな建物で、電力会社と高圧受電契約を結んで設置します。

一般家庭では低圧受電契約を結んでいるため、配電盤を設置しているところはほとんどないといえるでしょう。

 

分電盤の仕組みと役割

もう一方の分電盤は、配電盤で受け電圧を100ボルトまで下げた電気を、それぞれのフロアや部屋に分けています。

分電盤は電圧を変える機能はなく、あくまでも電気を分けることを役割としています。

また、漏電を防ぐ安全確保も分電盤の役割の1つです。

たとえば電気を一度にたくさん使いすぎればブレーカーが落ちますが、これは分電盤が危険と判断したとき、安全を確保するため働く機能といえます。

漏電を感知したときやショートしたときにも、一時的に電気を停止する仕組みになっていることが特徴です。

配電盤はビルなど大きな建物にのみ設置されていますが、分電盤は一般家庭にも設置されており、ブレーカーの裏側に設置されていることがほとんどでしょう。

ただ、屋外に設置するタイプの分電盤もあるため、どの家庭でも同じ場所に設置されているとはいえません。

屋外設置用の分電盤の場合、室内用のものと違って雨風に晒されることが想定されたつくりとなっており、水にも強く粉塵などが入りにくい構造になっています。

 

配電盤と分電盤の違い

このように、配電盤の場合は比較的大きな建物にのみ設置され、分電盤は建物の大小を問わずほとんどの建物に設置されています。

配電盤は高圧受電契約を結んでいなければ設置されておらず、高圧の電気を受け低圧に変換させることを目的としていますが、電気を分ける機能や安全確保の機能も備わっていることが特徴です。

そして分電盤は一般家庭を含むどの建物にも設置されており、それぞれの部屋に電気を分け安全に電気を使用するための装置といえます。