建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

建設業も日本企業より外資系企業のほうが働きやすい?

2021.08.04
分類:その他

日本企業よりも外資系企業のほうが、実力主義といったイメージが高く人気があるといえますが、建設業でも外資系企業が注目されつつあります。

そこで、外資系企業とはどのような会社なのか、どのような特徴があるのかご説明します。

外資系企業とは?

外資系企業とは、日本に進出している外国資本と関係が深い会社のことで、主に次のような種類があります。

外国企業が日本で会社を設立しているケース

外国企業が日本で会社を設立する外国企業の子会社で、100%外国資本というケースがほとんどです。Googleの日本法人がその例として挙げられます。

日本企業と外国企業が共同出資し会社を設立しているケース

日本企業と外国企業が共同出資し会社を設立している合弁会社であり、経営方針は出資率により異なります。

最も出資割合の高い企業が経営方針を決めることが多く、例として挙げるなら富士ゼロックスなどは日本企業と英国企業の合弁会社として設立されています。

外国企業が日本企業の株式を取得しているケース

外国企業が日本企業の株式を取得し、海外企業に買収されるケースが該当します。現在アメリカの企業の子会社になっている西友などが例として挙げられます。

 

外資系企業の特徴

外資系企業の特徴として、主に次のようなことが挙げられます。

個人を重視する傾向が強い

日本企業の場合は集団を重視する傾向が強いのに対し、外資系企業は個人を重視します。

個人の役割や仕事の範囲も明確にされることが多いため、自分が行わなければならない仕事が終われば残業なしで定時帰宅も可能です。

日本企業の場合には協調性や一体感を重視する傾向が強いため、自分の仕事が終わってもチーム内の仕事が終わらなければ残業することとなるといったことが多いといえます。

終身雇用ではない契約関係

外資系企業では能力の高い人を即戦力として採用し、能力がないとみなされれば解雇されます。

まさに実力主義といえますが、これに対し日本企業は福利厚生度や退職金制度を設け、能力の低い社員でも解雇されることなく、定年までひとつの企業で勤めあげるといった働き方が主流です。

賃金体系は成果主義

外資系企業の賃金体系は成果主義となっているため、個人のパフォーマンスが重視されます。

結果が出れば収入も上がる形となっているのに対し、日本企業は年功序列型の賃金体系で、長く勤続すれば収入も上がることが多いといえます。