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建設業も再生可能エネルギーの活用を推奨!そのメリットとは

2021.08.07
分類:その他

地球温暖化が懸念されている今、対策の一環として再生可能エネルギーに対する期待が高まりつつあります。

CO2増加に伴って地球の温暖化が進むことは、すべての生物の存在を脅かすことになるためCO2排出の少ない再生可能エネルギーが注目されているわけですが、世界的にもその利用が促進されており建設業でも様々な再生可能エネルギーの活用を提案しています。

再生可能エネルギーとして挙げられるのは、風力発電・太陽光発電・コージェネレーションシステムなどです。

特に太陽光発電は一般家庭にも屋根に設置されるなど利用が進んでおり、風力発電なども近年では注目が高まっています。

建物設置型ソーラーパネルなども活用増加

建物に太陽光パネルを設置するケースが増えており、建物設置型の太陽光発電所は電気消費地が隣接していることが特徴です。

日常で使う照明や空調で発電した電気をすぐ使用できるため、環境負荷を抑え経費削減にもつながります。

緊急の際には電力会社からの電力供給が停止しても、非常用電源としても活用できることがメリットです。

また、建物にソーラーパネルを設置するのではなく、これまで活用していなかった遊休地などにメガソーラーを設置するケースも少なくありません。

 

風力発電にも注目

風の運動エネルギーを風車で回転エネルギーに変え、その回転を発電機へと伝送して電気エネルギーに変換する仕組みを持つのが風力発電です。

化石燃料は必要なく、自然エネルギーを使うため化石燃料使用量を削減でき、温室効果ガス排出量も低減できるクリーンな電力です。

他の再生可能エネルギーよりも高い設備利用率で電源供給が可能であり、今後は陸上だけでなく洋上への大規模導入も進んでいくでしょう。

風力発電所を建設するときには風況が良好な適地を選定することから始まります。

効率的に風車を配置し、発電量予測や環境影響調査などの事前検討も行った上で、建設地点の条件に応じた設計や施工が必要です。

洋上に風力発電を導入するときには、陸上よりも風速が高く安定するため、多く発電できます。風車部材を陸上運搬しなくてもよいので、大型風車を導入することもできますし、騒音や景観などの影響も抑えることが可能となるのはメリットです。

ただ、洋上での工事の難易度はかなり高いものになりますがが、20131月に千葉県銚子沖3.1kmの海上に日本初の着床式洋上風力発電設備が完成しています。