軽ダンプ自動車とは、頑丈な荷台が備わった土砂積ダンプのことです。
軽トラックで行うと時間がかかってしまう積荷の排出作業でも、ダンプ機能が備わっていることで問題を解決しやすくなります。
土砂以外の積載はできませんが、1台あると便利といえるでしょう。
軽ダンプ自動車は、軽トラックのジャンルの1つである「特装車」といえますが、通常の軽トラックにはないどのような機能や特徴があるのか紹介します。
軽トラックの「特装車」とは、車体後半の荷室や荷台部分に変更を加え、荷物を積むだけでなく他の付加価値を加えている自動車のことです。
「ダンプ」と呼ばれるジャンルであり、荷台の前方が上に持ち上がるため、荷物を滑り落とすように降ろすことができます。
軽トラックの特装車は、土砂の積載が可能になっている仕様もあれば、できない仕様もあるため確認が必要です。
農業・畜産など想定した仕様もあれば、廃棄物を積載することを可能とした仕様など、用途によって細かく仕様が分かれています。
「リフト」や「リフター」と呼ばれるジャンルで、重量のある荷物を荷台の高さまで垂直に持ち上げることのできるリフトが装着された軽トラックのことです。
主に電化製品や農機具などを積載することを想定してつくられているといえるでしょう。
荷台部分に冷蔵機能や冷凍機能が内蔵されているジャンルで、食品や生花などを運搬することを想定して作られています。
荷物にあわせた庫内温度の設定が可能であり、庫内にスノコが設置されているため、荷物が水に触れることのない配慮がされていることが特徴です。
軽トラックの特装車は、用途にあわせて欲しい機能の備わったタイプのものを選び、安く手に入れることができるといったメリットがあります。
たとえば「ダンプ」と「リフト」などは120~150万円前後の価格帯となっており、冷蔵や冷凍タイプの場合でも高い仕様で200万円前後です。
そもそも軽自動車なので、税金や維持費などを安く済ませることができることもメリットといえるでしょう。
軽トラックは人々にとって身近な働く車であり、さまざまなバリエーションが展開されていることで選びやすくなっています。