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安いタワーマンションを購入すると大規模修繕工事前で後悔する?

2022.02.20
分類:その他

タワーマンション暮らしに満足している方も多いですが、安いタワーマンションを購入すると、後悔することもあるようです。

特に大規模修繕工事を控えているときは注意が必要ですが、その内容について紹介していきます。

タワーマンションは修繕コストが高め

タワーマンションと一般的なマンションでは修繕コストに大きな違いがありますが、タワーマンション以外の物件では510年など定期的に修繕やメンテナンスを行えば、いろいろなリスクを回避できると考えられます。

しかしタワーマンションの場合、建物構造がマンションごとにより違いがあり、何年に一度メンテナンスすれば問題なしと判断することはできません。

バブル時代以降、相次いで建設されたタワーマンションなどは、老朽化が進み大規模修繕を行わなければならなくなっています。

貯めていた修繕積立金もあるようですが、メンテナンス計画のスパンに追いつかないといった問題も起きているようなので、修繕前の安いタワーマンションを買うときには注意が必要です。

 

タワーマンションの設備や構造は複雑

タワーマンションは標準設備が複雑すぎるため、大規模修復をより難しくしているといえるでしょう。

エントランスやエレベーター、照明にセキュリティなど、タワーマンションの設備はどれも特殊で利便性を向上させているといえますが、年月とともに設備は老朽化します。

そのため一般的なマンションよりも高い頻度でメンテナンスを行うことが必要です。

タワーマンションは、大規模修繕工事と設備更新のコストを踏まえて管理することが必要といえます。

 

大規模修繕工事の後なら売りやすいのか

もしも安いタワーマンションを購入してしまい、住み替えたいと希望するときには、売りやすい時期なども踏まえた検討が必要といえます。

そして大規模修繕工事前よりは、工事後のほうが売りやすくなると考えられるでしょう。

大規模修繕は1215年に1度行うものですが、1回目の大規模修繕は防水処理などを主に行う工事となります。

そのため見た目はそれほど変わりませんが、築30年超のマンションであれば、大規模修繕工事を行うことで廊下やエントランスのデザインなど劇的に変化することになるでしょう。

見た目が大きく変われば、その時代にあったデザインのマンションに生まれ変わることになるため、大規模修繕工事を行った後のほうが売却しやすくなると考えられます。