内装工事とは、建物内の設備・装飾を施工する工事であり、軽鉄工事・クロス工事・塗装工事・木製建具工事などを含みます。
建築工事と内装工事は、何もないところから建てるのかといった違いがありますが、主にビルや商業施設など建物の内部を工事するのが内装工事です。
そこで、内装工事の基本となる7つの工事と、それぞれの仕事内容について説明します。
内装工事は、建築物の種類や用途によりいろいろな工事が含まれますが、内装工事の基本ともいえる7つの工事について説明していきます。
軽鉄工事とは、商業施設・店舗・オフィスなどで、空間を区切る天井や床の下地材を設置する工事のことです。
薄い鉄製を材料として使用しますが、木材と異なって水や湿気に強くできており、燃える心配がないことがメリットといえます。
施工するのは主に天井や壁の骨組みであり、木材と比べると防火基準を満たすことができるというメリットの他、工事短縮や工事単価削減といった様々なメリットがあります。
ボード工事とは天井やクロスの下地工事のことで、壁や天井に石膏ボード貼っていく作業を行います。
クロス工事は壁紙工事ともいわれており、クロスを変更するだけで室内の印象に変化をもたらすことができます。
一般的なクロスの寿命は6~10年前後といわれていますが、見た目は劣化していなくても張り替えを行えばきれいな状態に保つことができます。
塗装工事とは、建築物の下地素材に塗装する工事のことで、見た目を美しくするだけでなく、錆や腐食などを防ぐといった機能面でも重要です。
左官工事とは、壁などの工作物に壁土・モルタル・漆くい・プラスター・繊維など貼り付ける工事です。
最終的な表面仕上げの塗り工事全般を左官工事とすることが多いといえるでしょう。
床仕上げ工事とは、建築物の天井仕上げ・壁張り・ふすま工事・畳工事などと同じく、建築工事の仕上がりを左右する重要な工程です。
適切な下工事を行い、機能性と見た目の美しさを両立させる床材を使用し、床を仕上げていきます。
木製建具工事は、木製建具を取り付ける工事であり、具体的にはふすま・室内ドア・障子などの取り付け工事です。
最近ではデザイン性を重視した建具が多く、イメージを決める重要な要素とされるため、こだわる方も増えています。