地域のまちづくりなどに興味はあるものの、どのように関わっていくべきかわからないという方もいることでしょう。
実際にまちづくりに関わる仕事は多岐に渡り、建設工事を担当する会社だけではありません。
そこで、地域・まちづくりに関わる仕事をいくつか紹介していきます。
取得した土地に付加価値のある建物をつくるのが「ディベロッパー」であり、開発者や発展させる人を意味します。
個別の建物や規模の大きな街、地域開発に携わることを仕事とし、建てた建物の管理をしたり売却したりしますが、工事は「ゼネコン」に発注することになります。
経理・営業・企画・開発・設計・管理など、仕事が多岐にわたる分、部署も多く設けられています。
「ゼネコン」は、元請負会社として土木・建築工事一式を仕事として請負い、工事を取りまとめる役割を担います。
ゼネコンも都市計画部署や都市開発部署などが設けられており、都市計画の仕事に携わる業務を行うこともあります。
ディベロッパーとゼネコンはともに目的の建物を完成させることでつながり、互いに必要不可欠な関係にあると言えます。
一般的には事業を主導し発注するのがディベロッパーで、受注するのがゼネコンという認識ですが、大手企業ほど対等に近い立場となり共同開発することも少なくありません。
地域情報を発信・プロモーション・ブランディングし、地域再生・観光振興・住民協働などの仕事を行うことになります。
居住者減少に地域の高齢者だけでなく、観光客は減少し既存産業は衰退しているなど、地域が抱えている問題を解決するために必要なことを考えていく仕事です。
その地域に住む住民の愛着度を形成し、コミュニティも含めた地域の魅力を最大限にアピールし、対象となる地域を売り込むことや自治体名の知名度をアップさせることに取り組みます。
都市計画・まちづくりコンサルタントとは、都市空間づくりに関わる仕事であり、街単位のプロジェクトを企画したり事業計画を立てたりするなど、運営をサポートします。
再開発事業の都市計画専門家として支援する立場であり、仕事の幅はとても広いといえます。
まちづくり業界も幅広いため、様化されている仕事といえるでしょう。
いずれにしても地域が抱える課題を見抜き、解決に導くための柔軟な思考を持ったクリエイティブな業務を担当することになります。