都市基盤施設とは、道路・街路・鉄道・河川・上下水道・エネルギー供給施設・通信施設など生活・産業基盤や、学校・病院・公園などの公共施設のことです。
まちづくりで拠点となる地区を整備するだけでなく、地域全体の居住環境を快適なものへと向上させることが求められていますが、自治体や地元と連携しながら進められるのが都市基盤施設の整備といえます。
電気・ガス・水道・通信ケーブルなど人々が生活を送る上で欠かせないライフラインや、道路など交通施設、駅前広場・河川・水など自然循環を取り戻す施設など様々です。
都市基盤施設の整備には多くの時間が必要となるため、整備のスケジュールに合わせながら関係者との調整を行うことが必要となります。
都市のいろいろな活動を支える基本となる施設が都市基盤施設です。
都市基盤施設に含まれるのは、
・道路
・鉄道等基幹交通施設
・上下水道・電気・ガスなどエネルギー関連施設
・ゴミ・汚水等処理施設
などです。
これらインフラと呼ばれる施設群に加えて、
・情報通信施設
・基幹緑地・公園
といった施設も都市基盤施設として扱われるようになっています。
都市空間を魅力あるものへとつくりあげるには、利用者の視点で考えていくことが必要です。
その上で、機能性や安全性、快適性に加えて周辺環境と調和できるかも重要といえます。
多岐にわたる都市基盤施設ですが、その中で特に近年整備が進んでいる施設についていくとか説明していきます。
都市計画法で決められた都市計画道路の中で、主に既成市街地である都市内の道路を街路といいます。
街路は都市の骨格を形成し、人と車がスムーズに交通を確保するために必要であり、都市生活に欠かせない上下水道・ガス・電気などのライフラインを設置する場所となります。
日照や防災に必要になる公共空間を確保する機能も果す重要な施設です。
鉄道や新交通システムは、大量に人々を短時間で移動させることを可能とする公共交通機関です。
日々、多くの人たちが行き来する都市部では、自動車交通と公共交通がバランスを保ち機能することが重要となります。
都市にある公園の役割は子供の遊び場としてだけでなく、レクリエーションや交流などの需要に対応することや、災害が発生したときの避難場所ともされます。
さらに都市景観を向上させるなど、様々な役割を担います。
家庭排水・し尿・工場排水などをきれいにすることや、雨水を排除することで生活環境を改善させ、災害から人々の命を守るために必要な施設です。
また、海や河川など自然環境を守る役割も担います。