建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

建設業の職人が経営者になる場合に必要な能力とは?

2017.07.05
分類:その他

建設会社で働く現場の職人の方たちは、「低賃金」「現場環境の悪さ」など様々な不満を抱えているケースがあります。
そのような不満を解消すべく、いっそ職人の方自身が経営者になりたいと考えるケースもあるようです。しかし経営者なら身につけておきたい能力もあります。
それがどのような能力なのか、意外にも必要なさそうなその能力について理解しておきましょう。


経営者として身につけたい能力とは?
職人の方が経営者となる場合、身に付けたいと思う能力とは「書く力」です。
一人親方や独立して下請として仕事を受けていくのならそれほど書く力は必要がないかもしれません。しかし経営者として見込客を自分で獲得していく形で営みたいのなら絶対に欠かすことのできない能力だと言えます。


書く力とは?
書く力というと、文章が正しく書けなくてはいけないのか、字がきれいでないとだめなのか、と思うかもしれません。
しかしそのようなことではなく、ブログや日々の日記などまず自由な文章が書けると良いでしょう。


まずはブログ開設から初めて見る
建設業の中でもホームページを開設し、スタッフがブログを立ち上げて会社紹介などをさりげなく行っています。自社や従業員の雰囲気などもブログを読めばわかることもあり、どのような業務や作業を行っているかも知ることができます。
事務員の方がブログを更新しているケースもありますが、経営者を目指すのなら練習だと思って自分でやってみることです。


どのような文章を書けば良い?
文章の内容はただ自分の日記として綴っていくというよりも、人の為に役立つ情報を発信することが良いでしょう。
同じように建設業で悩む新人がその悩みを解消することができる情報や、技術が向上するためにどのような練習をすれば良いのか、親方に何をどのように教わればよいか、仕事の中で日々感じることなど、建設業界で働いている人や働こうとしている人が読むことで生の情報を習得できるような内容です。
長過ぎず、短過ぎず、400~1,000文字くらいを目安に、最初は書けないかもしれませんがだんだんと慣れてくると反応率が上がることで面白さも出てきます。


最初から反応率にこだわり過ぎないこと
あまり反応率にこだわり過ぎると、内容などに柔軟性がなくなる可能性がありますのでまずは書いて見るようにしましょう。
ある程度書けるようになると、そのうち文章の構成などもできるようになります。
書く力が身に付くと、ブログを呼んで人員が集まったり、顧客の獲得に繋がったり、自分を知ってもらえる良い機会にもなります。
能力を付けることで損はないでしょうから、まずはできる範囲で練習してみましょう。