建設業界で最も役立つ資格は技術士?その理由とは?
建設業界の土木分野で、最も役立つ資格と考えられているのは「技術士(建設部門)」です。
その理由として、発注者や社内での信頼を得ることができることや、技術者として一目置かれる存在として扱われることが挙げられます。
そのため、建設業界で働く上でのモチベーションにも繋がることから、技術士とはどのような資格なのか、詳しく確認していきましょう。
建設技術者に求められる能力は上がりつつある
東京オリンピックなどでニーズが高まっているとは言え、建設業界を取り巻く社会的情勢は決してやさしいものではありません。
財政状況も厳しくなる一方であり、効率の良さや質の向上など、社会資本整備が求められているとも言えます。そのため、建設技術者も技術力を磨き、見識やマネジメント能力を高めることが求められていると考えられるでしょう。
技術士と名刺に記載されているだけで相手の見る目が変わる!
2000年度からは技術士法が改正となり、技術士資格も新時代に対応した資格になったと言えます。国際化や多様化、高度化という社会に対応できる資格として、技術士へのニーズも高まりを見せている状況と言えるでしょう。
名刺に技術士という資格名が記載されているだけで、発注者からの信頼は高まります。また、その信頼は発注者だけにとどまらず、社内の上司や協議相手、技術者仲間などからも得ることができることから、発する言葉の重みが増し、提案も受入れてもらいやすいといったメリットがある資格とも言えるでしょう。
特に重要な業務や責任のある仕事に携わりたいと考えるなら、技術士の資格は取得しておいたほうが良いと考えられます。
働きがいや、やりがいへと繋がる資格
また、技術士は建設や都市計画におけるコンサルタントの登録には必須資格と言えます。そのため、技術士資格を取得していることはコンサルタントとして証明することに繋がりますし、管理技術者や照査技術者としても従事することができるようになります。
確かに働く上で報酬を多く得ることや昇進することも大切かもしれません。しかし、まずは自らの技術や知識、能力に自信を持つことができ、さらに仕事相手から信頼を得られることは働きがいや、やりがいへと繋がります。
企業でも資格取得を推進してみては?
1日の多くは仕事を行う時間ですので、その時間を有意義に過ごせるかどうかを大きく左右する資格とも言えます。
建設業界で働くなら取得しておくと役立つと認められている資格ですので、企業側も資格取得を推進していくようにすることを考えてみてはいかがでしょう。