建設機械を購入でもリースでもなくレンタルすることのメリットとは?

建設業界を取り巻く環境は現在多様化している状況で、建設機械を購入、またはリースでは抱える課題に対応することは難しくなっているのが現状です。
そのような場合、必要とする建設機械をそのタイミングだけレンタルすることにより、作業を効率化させたり、経理上の処理でもメリットを得て経営の効率を高めることが可能となります。
そこで、建設機械をレンタルすることにどのようなメリットがあるのかご説明します。
レンタルとリースは何が違う?
まず、レンタルと耳にするとリースとの違いがよくわからないという方もいることでしょう。
まずリースとは、機械や設備を貸す会社は事前にそれらを保有しておかず、顧客が指定した期間においてサービスを提供する会社が所有者となり、長期間で貸す形です。
賃借期間が終了した後は、残価を精算しそのまま機械や設備が引き渡されることが多いので、事実上は金融の形態の1つともいえるでしょう。
一方のレンタルとは、業者が事前に保有している機械や器具を、不特定多数の顧客に短期間繰り返し貸す形態のことです。
そのため機械の所有権や減価償却するのはレンタル会社となりますが、維持や修理費用の負担は、運転や使用方法のミスなど借りた側に原因がある場合以外は原則、レンタル会社が負うこととなります。
建設機械をレンタルする大きなメリット
建設機械をレンタルすることで、常に新しく開発された性能のよい機械を使い続けることが可能となり、最新・最適の機械で業務の効率を高めることができます。
さらに購入するわけではないため、建設機械を資産として計上する必要がなく、減価償却を計算したり税金の申告などで事務作業が面倒ということもありません。
そもそも購入する場合には多額の資金も必要ですが、レンタルなら負担が少しずつで済むこともメリットですし、支払ったレンタル費用は税法上、損金として計上できます。
また、レンタルであれば工事原価に直接算入することが可能なため、原価管理も簡素化させることが可能となり、購入にかかる資金以外に保管用地や修理施設なども必要なくなります。
それと同時に修理要員などもかかえる必要がなくなるので、コスト削減と節税対策にも有効です。
何よりも常に整備が行き届いた建設機械を使用できるので、建設作業を行う上での安心と安全を確保できることが最も大きなメリットといえるでしょう。