建設工事現場で行われる朝礼とは具体的にどのようなこと?
建設工事現場では、朝これから仕事をはじめようと集まった作業員たちがまずは朝礼をはじめます。
朝礼なんてそもそも必要なのか?と思う方もいるでしょうが、建設工事現場での作業において朝礼は極めて重要な行為です。
そこで、具体的に建設工事現場での朝礼はどのようなことを行うのか、その内容をご紹介します。
なぜ建設工事現場で朝礼が必要か
建設工事現場にはいろいろな建設業者の方たちが集まるため、現場内のコミュニケーションを取る上でも朝礼は重要です。
毎朝、その日の作業工程を作業員に周知させ、それぞれが安全を呼びかけながら笑顔で作業を行うことができるようにするためにも、朝礼は大切なことといえます。
建設工事現場の朝礼の内容
建設工事現場の朝礼では、主に次のようなことが行われています。
ラジオ体操
建設工事現場でラジオ体操を行うのは、建設工事現場での作業は身体を使うため、ウォーミングアップの意味も込めて行われます。
朝早いため、眠気を感じている作業員もいるでしょうが、少しの不注意が大きな事故につながりますので、しっかりと目を覚ますという意味でも必要です。
また、体操で身体を動かすことになるため体調不良の作業員などがいないか確認することもできます。
危険予知活動
その日行う作業の中で、危険なことが起きないか想像することが危険予知(KY)活動です。
リスクを事前に把握し、危険につながらない行動をとるためにも重要といえます。建設工事現場によっては、作業員が日ごとに交代で想定しているKYを発表することもあるようです。
その日行われる作業の説明
現場監督からその日に行う予定の作業の概略の説明を行います。
作業の目標を作業員すべてが共有することによって、目標に向けて作業を早めることもあれば、遅らせることも可能です。
安全装備の確認
建設工事現場に入場する際には、安全靴やヘルメットの着用が必要ですが、適切に着用できているか作業員が2人1組になり確認します。
安全への呼びかけ
建設工事現場は危険な作業も多いため、ミスや不注意などがないように常に安全を心掛けることが大切です。この安全への呼びかけも作業員が日ごとに担当し、行うことが多いようです。ここまでが建設工事現場全体の朝礼の内容です。
業種ごとに詳細確認
全体の朝礼が終わった後は、必要に応じて業種ごとに担当者が集まり、詳細を確認していきます。朝礼がすべて終われば、それぞれが担当する持ち場へと向かう流れです。