建設業界で注目されているテクノロジーとは?
現在、建設業界は変革期にあるといえますが、その1つがテクノロジーの導入です。
これまでも様々な進化があった建設業界ですが、テクノロジーによりさらに大きな変革が期待されています。
そこで、建設業界で注目されているテクノロジーの種類とその内容についてご紹介します。
拡張現実(AR)
拡張現実とは、カメラレンズを通し現実の世界をビジュアル化する機能のことで、コストはかかるものの様々な可能性を切り開くことが期待されています。
ソフトウェアとデータエコシステム
すでに建設業界でもソフトウェアの活用はされていますが、より活用範囲が広くなることが期待されます。
また、業者すべてのプロジェクトに関する知識や情報を共有できるデータエコシステムなど、それほど遠くない未来に出現すると考えられています。
BIM
BIM(Building Information Modeling)の頭文字を取った呼び名です。
コンピューター上の3次元建物のデジタルモデルに対し、コスト・仕上げ・管理情報など属性データを追加した建築物データベースを、建築の設計・施工・維持・管理といった工程で活用するソリューションを指しています。
BIMは建設工程の情報を正確にし、多数の関係者が情報交換することを可能にするため、
建設プロジェクトの生産性や安全性に加え費用対効果を上昇させることが期待されます。
自己修復型コンクリート
コンクリート材に微生物を配合することによって、ひび割れなど損傷が自動的に修復される技術のことです。
今後は自己修復型コンクリートを使ったビルや道路、住宅などの建設に期待が寄せられています。
ドローン
無人航空機の総称で、すでに多くの建設現場において時間削減のため利用されています。
急速な技術改良により人手を必要とする作業を減少させることが可能となり、コスト削減も実現できている状況といえますが、活用を積極的に進める建設会社が増加しているといえます。
ロボット工学
すでに医療業界では多額の資金をロボット工学に投資していますが、建設業界でも重要な役割を担うことが期待されます。
たとえばレンガを並べるといった労働はロボットに任せるなど、いずれは人の手による作業のほとんどをロボットが担うことになる可能性もあります。
ウェアラブルテクノロジー
3Dメガネやグーグルグラスといったウェアラブルテクノロジーを使い、作業員同士が確認し合うことが可能となれば、指示書がなくても作業が可能となります。